地球温暖化の進行を教える映画『不都合な真実』が公開されて15年が経過。
賛否両論あったが15年経過すると、地球温暖化の進行を疑う人は激減してるだろう。
この映画が画期的だったと感じるのは、そのタイトルの付け方にある。
どんな分野にも適用でき応用が可能だからだ。
今が正念場のコロナに関しても、真実の周辺にさまざまな不都合と思しき話が多い。
コロナはただの風邪は、その代表格だろう。
そう言われる理由の一つとして、コロナの犠牲が増えても、病気トータルでの犠牲は増えていないからということが挙げられるだろう。
日常生活に浸透したマスクや消毒や習慣としてのソーシャルディスタンスのせいだとする意見もあり、それなりの説得力がありそうだ。
しかしながら、次の話は不都合な真実かもしれない。
「半ば強制的に、クスリの中断を余儀なくされたわけだが、それによって逆に健康が回復」
— kekeyon3@ワサラー団 ❄❄❄❄❄❄ (@kekeyon3) 2020年9月29日
同期比5600人減…高齢者の循環器疾患死はなぜ減ったのか?【新型コロナでわかった不都合な真実】(日刊ゲンダイDIGITAL)#Yahooニュースhttps://t.co/5KNCS4ymdy
リンクされてるYahoo!の記事はすでに存在してないので大元の記事を探すとあった。
【新型コロナでわかった不都合な真実】実態以上?新型コロナの死亡はどのようにカウントされるのか https://t.co/KgesMnC5JM #日刊ゲンダイDIGITAL #日刊ゲンダイ #日刊ゲンダイヘルスケア #新型コロナウイルス #新型コロナウイルス感染症 #コロナとどう暮らす
— 日刊ゲンダイDIGITAL (@nikkan_gendai) 2020年11月11日
新型コロナによって、慢性疾患を抱えた高齢者の多くが受診を控えるようになった。そのため持病を悪化させ、亡くなる人が増えると考えられていたのだが、数字はまったく逆を示している。
この記事は半年前のものだが、その3ヶ月後の今年2月には次のような記事が出ていた。
20年死亡者、11年ぶり減 出生数は最少87万人―人口動態統計速報
2020年の死亡数は前年比9373人(0.7%)減の138万4544人で、11年ぶりに減少したことが22日、厚生労働省の人口動態統計(速報)で分かった。
死亡者は高齢化が進む影響で増加が続いていた。厚労省によると、昨年9月までの統計では、呼吸器系疾患による死亡者が減っていた。
呼吸器系にダメージを与えるコロナ対策として普及したマスク、消毒、ソーシャルディスタンスのおかげで、呼吸器疾患による死者は減少していたのだ。
コロナのせいでと思われていたことの中には、むしろコロナのおかげでと言えそうな現象も起きていたのだ。
もちろん、個々の犠牲者に目を向ければそんなこと簡単に言い切ってしまうのは良くないかもしれないが。
しかし、俯瞰で見ると不都合だと思っていたことは好都合にも見えてくるのだ。
しかし、もう一つの真実こそが本当に不都合なのかもしれない。
出生数は同2万5917人(2.9%)減の87万2683人で過去最少だった。速報値は海外の日本人などのデータも含んでおり、減少率から見て、例年9月公表の出生数の確定数は、19年の86万5239人を下回り過去最少を更新する見通しだ。
私は、将来の国の社会保障のために少子化が良くないなどとは思わない。
単純に、子供が少ない社会には陰気な空気しか漂わないような気がするだけだ、だから出生数がどれくらいあれば良いかなどには興味はない。
コロナが少子化追い打ち…20年の妊娠最少 先行き不安「妊活」延期も 西日本新聞 2021/5/27
不都合な真実というキーワードで、ネタを探していたが、これだけでお腹いっぱいになってしまった。
ちょっと検索するだけで、さまざまな不都合な真実が出てくる。
本当は目の前にあって、見えてるのに気付かない好都合は、見つけられるとイノベーションの種になる。
こういう類のことは、皆が躍起になって見つけようとする、得になると思えるからだ。
それとは逆に、目の前にあって、見えているのに気付かない不都合は、なぜか見ないふりされ、気付かないふりをされる、得になるとは思われないからだ。
得になるとは思えないからと、見ないふりして、気付かないふりしてると、結局損をするように感じられるのが不思議だ。