一般的には社会悪とされるダフ屋や転売ヤー、やってる人たちはさぞかし恥ずかしいだろうと思いきやむしろ得意げだ。
法律論はさて置き、展開されてることは、仕入れたものを高く売るということに過ぎず、売れるからやってるだけで、基本は生活必需品が狙い撃ちされてるわけではない。
転売ヤーの存在が一気に認知されたのは2020年の3月に入ってから。
コロナという得体の知れないものへの恐怖から人々が逃れるために、マスクや除菌剤や消毒液などが一気に生活必需品化したタイミングが狙われた。
混乱はあったが、今にして思うと短期間だった。
需給バランスが一気に崩れたため、生産や供給の不足が顕在化したからだが、扱いが生活必需品となったらそれに相応しい需給バランスが誕生し、一部の転売ヤーは不良在庫を抱えて損を覚悟の投げ売りを余儀なくされていた。
転売ヤーの取り扱い商品が生活必需品になると、教科書やドラマでしか知らない戦後の闇市のようになるだろうが、現代の転売ヤーの狙いはそこではない。
条件は、生活必需品ではなくプレミアムが付くものだ。
この条件を満たせばなんでも構わないのだ。
ごく一部では、商品の仕入れと称した盗難や強盗もあるようでこれは論外として、大半は通常の販売ルートのどこかでの購入によって仕入れられている。
必然的に転売ヤーの販売価格は、通常の価格より高く設定される、それだけだ。
転売ヤーがこれを繰り返すのは売れるからで、つまり買う人がいるからで、さらに言うと買う人を見つけるためのコストも大したことない、つまり買う人は探さなくても簡単に見つかるのだ。
こう考えると、転売ヤーの問題は、売る側の問題ではなく、買う側の問題だと分かる。
転売ヤーは、商品への思い入れなどないから、売れないと分かっていれば手を出さない。
転売ヤーに対抗するためには、転売ヤーよりも賢くフットワーク良く行動するか、買わないという選択をするかのどちらかしかない。
結局、転売ヤーから買うのは、転売ヤーよりも頭が悪くフットワークも悪い人しかいないということになる。
昨日のTwitter上で、転売ヤーがトレンド入りしていたので思ってることを書いてみた。