機械化、自動化、AI化と進化するテクノロジーの応用は次はどこに向かうのか?
次がどうなるのか、具体的でなくても構わない、もっとざっくりしたものでも構わないが何か指標になるようなものはないかなと以前から思っていたが、偶然それらしきものが見つかった。
テクノロジーの発展進化の様子を未来予測まで含めて俯瞰で捉えた図があった。
サイバネティクスを比較的新しいものだと思い込んでいたが、そうではないということもわかった。
https://www.omron.com/jp/ja/about/corporate/vision/sinic/theory.html
この図は、オムロン株式会社の創業者立石氏が1970年に、「科学と技術と社会」の 3 つが相互に作用し、スパイラルに発展して いくということで提唱した「SINIC 理論」を示した図で、以下のサイトが詳しい。
図は、1970年以降に関しては未来の予測になるのだが、50年後の現在から見てもまるで歴史を俯瞰してまとめ上げたかのように当たっていると感じられる。
科学の進歩が技術の発展を促し、それらが社会に還元されるようになると『人の弱体化』が起きることが懸念ともSINIC理論では初期の頃から気付いていたことも分かる。
機械はいかに人に成長してもらうか、人の意欲を引き出すかという観点から進化させ、それをその時代の社会ニーズや社会課題と融和させる方向に向かうと捉えていることも分かる。
スマホ依存や過度のSNSの負の面が社会の課題になってるが、こういうことが起きてるということは、次の扉が開き始める前兆現象だと捉えると悲観する必要はないのかもしれない。
技術の発達は制御やコントロールの高度化に向かっているが、そのせいか人間の行動は独占的であったり独り占め的なものになっている。
そのことが人の幸せに繋がってないとすれば、次のテクノロジーのトレンドはこれまでより人にフレンドリーなものになるのかもしれない。
上記の図に当てはめると、次世代の科学にはサイコ〇〇とあるように、人間の能力でいうと超能力を連想するような雰囲気が漂うが、眠っている潜在的な能力を引き出すと解釈すると主人公は人間だと感じられる。
そういう意味では新しいルネッサンスとも言えそうだ。