井の中の蛙大海を知らず、
この諺を知らない日本人は少ないだろう。
ずいぶん昔から使われてることばのようで、興味ある方はこのリンクを参考にして欲しい。
この諺が生まれ伝わった大昔では、生まれ育った場所以外を知ることなく人生を終えることは珍しくなかったように感じるが、歴史を振り返ると内陸で生まれ育った人でも海を身近に感じれるようになったのは比較的最近のはず。
こんな書き出しで始めたのは、大海を知ってるはずの現代人に井の中の蛙を感じることが少なくないなと思い当たったから。
次の話は何度か取り上げた記憶があるが、突然この話と井の中の蛙が結び付いたのだ。
「2分の1成人式」で語った10歳の夢「社長に気に入られる社員に」
「僕は、将来は社長に気に入られる社員になりたいです!」
と堂々と言ったのです。
最初は冗談を言っているのかと思いましたが、周りの大人たちは笑うどころか拍手しているのです。しかも、そんな発言をしたのはその男の子だけではなく、ほかにも5、6人いました。私は、その子供たちの親御さんの顔を見ました。すると、恥ずかしそうにしているそぶりもなく、満足げな表情だったのです。私は思わず主人と顔を見合わせました。
この記事が出たのはは2021年3月。
おそらく家庭内教育の賜物なのだろうが、それは親の人生観の反映でもあるはず。
その親をdisりたいわけではなく、大海の存在を知った上で井の中の蛙を選択することもあると再認識できると、この話はむしろサーカスの象の話に近いなと思えてくる。
サーカスの象は、小さな頃から鞭を打たれ鎖に繋がれている。
— 吹雪 (@hubuhubuhubuki) 2021年5月18日
大人になり引きちぎる力があるのに、小さい頃のままの鎖でも逃げない。
小さな頃の「鎖は切れない」と言う固定観念。
たったそれだけで逃げられない。
人間に例えると怖い。
鎖なんて、引きちぎってしまおう。 pic.twitter.com/SBSbtDEy07
サーカスの象が鎖を引きちぎったら秩序が保てないと考える人が、自ら井の中の蛙を志願するのだろう。
他におもしろい表現が出来ないかなと探すとあった。
「人としてどうなの?」
— ソレアド🇺🇸 (@EPPPAC) 2021年7月16日
「嫌われたくない」
「留学させてくれただけで十分」
「会社を裏切れない」
日本企業向き思考。 https://t.co/6rnKOQY5bY
大海を知っても、井の中の蛙は井戸から出ない!