Twitterを見てると、
医者や東大を出た人たちの中には、
卒業してかなり経ってるはずなのに、
嬉々として学歴を話題にするのをよく見る。
そのようなツイートに対しては同じ属性の同類が
即座にリプを返すのは珍しくない。
そういうことを感じさせる話題がまた流れていた。
東大卒山口真由氏 岸田新総裁に「東大に3度落ちるなんてよっぽど受験が好きなんだな だってちょっと勉強したら受かっちゃうじゃない?」 https://t.co/yK5P19AK78
— ツイッター速報 (@tsuisoku777) 2021年10月2日
『学歴なんて関係ない』という意見も多いが、日本では学歴はとても重要なようだと感じるのは、人としての本質とは関係ないとことで学歴が指標として機能することがあるからだ。
いや、むしろ学歴こそが人としての本質だと思ってるかのように。
学歴というよりも出身大学、東大出身者の場合だと出身高校でヒエラルキーが出来上がるという学歴マウントも根強いとTwitterは教えてくれる。
テレビで『東大王』などというタイトルの番組が成立するのは日本だからのように感じる。
GoogleTrendsで学歴を検索可能な2004年以降で見ると、
着実な微増傾向が感じられるのは、日本の学歴志向が閉塞感を高めてるようにも感じられ、学歴マウントの頂点に近いところに位置してる人も決して幸せではないのかもしれないと勘繰りたくなる。
日本の官庁や大学で仕事するとお化け屋敷みたいで楽しい。今日は6800円の謝金をありがたくいただくため、独自形式のワードファイルの履歴書を記入しろと言われる。「大学院卒の場合も大学の卒業学部と卒業年を必ず記入のこと」という注意付き。学歴ロンダリングで大変申し訳ございません
— 成田 悠輔 (@narita_yusuke) 2021年9月22日
2014年に次のような記事が出ていた。
優れたリーダーに学歴は関係ない。Googleが自社社員をデータ分析して得られた意外な知見
Googleは、直感に頼らない、エビデンスベースのアプローチをとることで、昔から言われている「優秀なチームを構築する知恵」の数々を覆してきました。例えば同社では2年に1回、全社員が上司を12~18の要素について評価する「上方フィードバック評価」を行なっています。
日本の学歴重視ぶりは長年の伝統芸でもあるようだが、最近に関していうとスマホ脳に毒されてるからのようにも感じられ、同じ学歴重視でもどこかで分断が起きてるように思える。
未来よりも過去が気になってしょうがない日本人は思ってる以上に多そうだなと思えてくる。