タイムラインを、
あるツイートに対する引用リツイートが
立続けに流れていた。
そのツイートがこれ。
何度でも言います。本を読もう。お金・健康・人間関係・夢…。苦しい時に助けてくれたのはいつも本でした。文化庁が調査した国語に関する世論調査によると、週1冊読むだけで上位15%、2冊読めばそれだけで上位5%に入ることができる。そして、人生を豊かにしている人たちはこの5%の人たちと一致する。 pic.twitter.com/nktzp8zZWu
— やまちゃん@鬼努力図解師 (@yamachan_5LC) 2021年10月1日
このツイートに対するリプや引用リツイートはおおむねその内容に対して否定的だ。
しかし、次の指摘のようにツイート主が何かをしたわけではないのでとんだトバッチリなのだ。
この方めっちゃボコられてて可哀想…。
— イノセント坊 (@TAMDAO88) 2021年10月3日
別にこの方は誰かを悪く貶したりしてないし、単にこの方の思った「オススメの本」とかをツイートしただけなのに。
公式マークの人まで悪ノリして馬鹿にしてるし、マジで地獄やな😅 https://t.co/1ebKNbUrkW
ツイート主は悪くないという前提で、
このツイートがなぜそこまで嫌われたのかについて
さまざまなツイートを見ながら想像してみた。
紹介されてる本の多くが自己啓発ジャンルの本であり、なおかつ各種のセミナーやネットワークビジネスの勧誘の場で教材として使われるような本であることで、嫌な思い出を持ってる人が多そうに感じられる。
巷でカリスマ編集者などと持て囃される人が関わる本のようでもある。
著者が読者にアピールしたい内容ではなく、編集者が書かせたい内容でまとめ上げられてるようなのだ。
本が売れないと言われる中で売れる本の顔ぶれも変わっているのだと感じる。
本市場は、ブックオフの存在もあり比較的早い時期から転売市場が成立していた。
従来の古本屋がマニアックな存在なのに対しブックオフはカジュアルな存在で気軽であることも大きかっただろう。
ベストセラーになったタレント本など一度読んだらもうどうでも良いものや、どうせゴーストライターが書いたんだろうと思われてる本は、新刊として売れてる段階からブックオフにも並んでいた。
なんとなく無意識のうちに、良い本は売れる部数も多いが、その後ブックオフなどに出回らないことで良さが証明されると思うようになった気がする。
それなりに売れてもすぐに手放さられる本は(本に限らないだろうが)、読むことで(使うことで)自分には必要ないと気付くのだろう。
このような経験を何度かすると、自然にブレーキがかかったり、出くわさないように回避するようになるのは自然なことだ。
冒頭のツイートは、そういう人の琴線に触れたのだろう。
ちなみに印象に残ったのは辛口で有名な方が発したツイートで、それを紹介して終わり。
リボ払いしてる層が読む本… https://t.co/e9SX0hbVK3
— めいろま「みにろま君とサバイバル」集英社から発売中 (@May_Roma) 2021年10月3日
進次郎が読んでる本 https://t.co/9Zk7OYUOZY
— めいろま「みにろま君とサバイバル」集英社から発売中 (@May_Roma) 2021年10月3日