ようやく暑い夏が一段落したかと思えば、
秋をすっ飛ばしてやがて冬が到来すること
を感じさせるようになってきた今日この頃。
受験生は寒さを感じることで一層受験が迫ってきてることを感じるようになっただろう。
さて、受験といえば日本では今も昔も理系か文系かが話題になるようだ。
自分が受験生だった頃、こんな会話をしたことがある。
『国語は良いよな、答えが一つとは限らないから満点は取れなくても0点はないからな』と。
これは理系が文系に対して思ってた先入観であり、disりなのだが、今にして思うと理系としても低レベルな理系の話だが、こういうタイプは数の上では今でも多そうな気がする。
たった一つの正解を追う癖と強い思い込みが思春期から青春期に植え付けられるからだろう。
受験の正解は一つでなければいけないという思い込みは根強い。
この延長線上には、多様性の否定が生まれやすいだろう。
多様性の時代などと言われても、世間はどこかに唯一の正解を基準にしたがるように見える。
しかし、正解などない世界も最近は人気が高い。
十把一絡げにアートや芸術と呼ばれる分野で、日常の身近では俳句や写真、その他手作りのものなどだ。
これらは、上手下手という評価の対象にはなるが、唯一の正解なんて存在しようがない。
最初は誰でも下手でやがて上手になるものだという世界観がある。
そうなると、下手であることは否定の対象にならない。
下手であることを肯定しながら上手を目指せば良いだけだ。
多様性の時代を生き抜くコツは何事も肯定することだと、自分に言い聞かせてる。