自分は全体のどこに位置しているか?
そんなことを人生の中で最初に意識するのは、教育の場における偏差値の存在を知るからかもしれない。
社会人になると昔だったら地位や肩書きだったかもしれないが、今だったら年収や所得の高い低いで自分がどのレベルに位置してるかと一喜一憂してるだろう。
考え方や感じ方を巡っても、全体のどこに位置してるのかという尺度は存在する。
血が繋がってるから価値観が同じわけではないし、似てすらいないかもしれない。
奨学金返し終わったーーーーー!!!
— 熊谷のの (@_kmginn) 2021年10月27日
15年で返す予定の奨学金、3年経たずに返し終わった!!!
お疲れ様でしたぁぁああ!!!!
これを家族に言うと、「将来的に自身の年収が上がること。物価が上がること。今の1万円の価値と、10年後の1万円の価値は全く異なること。今まとめて返すなんてカスのやること。借金あるのが嫌やから返すなんて、極めて日本人的考え方。」って罵られるから悲しい。
— 熊谷のの (@_kmginn) 2021年10月27日
ここでは褒めてもらえて嬉しい😭
統計や数学が位置付けには用いられるが、正しさを追求した基準で測るよりも、むしろ好きか嫌いかで測った方が分かりやすいことの方が世間には多いようにも感じられる。
上記のツイート主の行動をわたしは好ましく感じてる。
つい最近だと、好き嫌いに関しては避けて通れないのがこの話題。
国民の「6割超」が結婚賛成に!小室圭さん“多くの人の納得”を達成? 10/26(火)
毎日新聞が社会調査研究センターと合同で9月18日に実施した世論調査では、眞子さまの結婚を「祝福したい」との回答が38%で、「祝福できない」の35%をわずかに上回っただけ。
この時点では賛否が拮抗していた。
しかし、読売新聞が10月4~5日に実施した世論調査では結婚を「よかったと思う」が53%と半数を超え、「思わない」の33%を大きく上回った。
さらにANNが10月16~17日に実施した調査では、結婚を「お祝いしたいと思う」が61%で、「思わない」は24%となった。結婚賛成派が反対派にダブルスコアをつける結果となったのだ。
敢えて詳しくは上げないが、今夏の2020東京オリンピックの演出を巡っても似たようなことは起きていた。
好き嫌いを論じながらも、始まりは正当性をチラつかせながら議論を展開するのが共通パターンで、多くの人がどこかでこれらの議論には参戦したことだろう。
そして心の片隅で俺(わたし)は一体どこに位置してるのだろうか。あるいは世間はどのように分布してるのだろうかという疑問を持ったことだろう。
新聞もテレビも見ない人が増えてる現在、誰もが知っているニュースや話題というのがそもそも少なくなっているはず。
そんな偏りがある興味や話題に対するリアクションも偏っているのだ。
そこで呼ばれるようになったのが、ノイジーマイノリティとサイレントマジョリティという区別。
騒いでいるのはいつも少数派、それが現代。
騒いでいる人と同じような考えを持ってる人もいるだろうが大半は反応しないのだ。
そのように考えると、バズってるものには近づかない方が賢明に思える。
そして、バズったりしないけど人気がある人ほど本物なのだろうと思えてくる。
そういう本物は一体社会のどこに位置してるのだろうか。
分かりやすそうで探すのは難しそうな気がしてくる。