違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

ビッグデータはどこに向かう?

まもなく2021年が終わる。

 

2021年とはどういう年だったのか?

 

それを考えていたらビッグデータが欲しいなと思った。

 

 

逆にいうと、ビッグデータを保有してれば、その気があれば普通だったら気付かないことに気付けるかもしれないと感じた。

 

 

 

なんの役に立つか分からないのがビッグデータだと思っていたので探せば無償で公開されてるものがたくさんあると思っていたが、どうやらとんでもない勘違いだったようで、ビッグデータを収集把握できる企業は、その商用利用に腐心してるので、公開なんかよほどの戦略に基づかなければ行われないのだ。

 

ビッグデータなんてとバカにしてたが、ビッグデータは人間の行動やその背後の動機や感情も読み取れる材料の宝庫かもと思えてくる、もちろんビッグデータの種類によるが。

 

GoogleTrendsを見ると、ビッグデータは検索ワードのレベルでは注目されてるとは感じにくい。

 

Google Trends『ビッグデータ』 2004年以降

 

 

以下、ネタはTwitterから拾ってみた。

 

ビッグデータが注目されると、どういう業種や業界が動くのだろうか?

 

 

 

ここに名前が上がってる企業の多くは特化してる領域が限定的だからかもしれないが情報は表面的な検索では少ない。

 

共通して出る領域としては医療情報や電子カルテをビッグデータとして活用しようとする話だったりする。

 

 

多く出てくるのは企業規模も関係してるだろうがNTTデータが多く、こちらは大衆の行動や意識を集めようとしてることが感じられる。

 

 

 

 

 

 

ビッグデータをどう活かすかは、現代の『バカとハサミは使いよう』と言えそうだ。

 

ビッグデータの把握と分析が進めば進むほど、データの偏差値化が進むような気がする。

 

中央値が顕在化し、その中央値を中心に分布がどのくらいの幅でグラデーションを描くのかが明らかになるだろう。

 

人の行動のビッグデータ化と個人が結びつくようになると、単なるデータではない個人の思想信条と行動が結びついて、本人すら理解してない個人情報がまとめ上げられるのかもしれない。

 

多様化やダイバーシティが大切だと言われながらも、世の中は平均値や中央値を中心に動くようになるとすると、差別とは言われない区別や分類での目に見えない分断が起きるのかもしれない。

 

そしてそういう分断が起きていることは、真のビッグデータと関わってるごく一部の人しか気付けないような処理がなされるはず。

 

これまでは、運が良いとか悪いと言ってたことの多くが、ビッグデータの采配次第ということになるかもしれない。

 

 

ビッグデータは、人間が処理するには膨大すぎる情報だが、そこからわかるのはこれまでは漠然とした匿名の個人の行動だったが、近未来では特定された個人の行動に辿り着こうとしてるように感じる。

 

 

誰にも知られてない、バレてないと思ってることが、データとして残ることを覚悟する時代がそこまで来てる。