『ああまただ』と思うニュースが流れていた。
特急で乗客が喫煙、警察が出動 全面禁煙の「はまかぜ」、駅に45分間停車https://t.co/oUnSx4LEIe
— 神戸新聞 (@kobeshinbun) 2022年2月13日
喫煙者が起こすトラブルって他にどんなものがあったかを調べてると、そうだと気付かされるツイートがあった。
駅の売店でタバコを売っているのに駅構内全面禁煙で苦情がありました。私は「その通り!」と思いました。家庭ごみ持ち込む馬鹿がいるから駅側の気持ちもわかりますが、ゴミ箱がないと逆に駅は汚れるのですよね。どうしたものか。
— 高萩 徳宗 サービスの本質とバリアフリーな旅を伝道しています。 (@beltempo_taka) 2022年2月12日
ちなみにわたしは世の成人男性の90%がタバコを喫ってた頃からの非喫煙者かつ嫌煙家なので喫煙者に寄り添うことはほとんどないのだが、今回は頷けたのだ。
ゴミ箱があるからゴミを出す、これにマナーや常識が絡むと、出していいゴミと出しちゃいけないゴミという分類が成立するようになる。
極論すると、美味しい食事や見栄えの良い食べ物は愛するが、その成れの果ての排泄物は憎まれる、という不条理が感じられる。
タバコの話に戻ると、ゴミ問題以前に、タバコが健康に悪くかつ周りの人に迷惑をかけるならば喫煙の仕方にマナーを設けるのではなく生産や販売が中止、停止されるべきで、イタチごっこの面は生じるだろうが覚醒剤等と同じ禁止薬物として扱えば良いのだ。
その単純な理屈が罷り通らないのはたばこ税の税収が絡むからだろう、つまり政治特に与党にとっては税収的にも選挙対策としてもリスクになると思っているからだ。
だから、だったらタバコより害が少ない大麻を合法化しろといったような話が消えないのだ。
今が流行りのSDGsは、ゴミや廃棄物だけがテーマのようでいて実は生産も含めてのトータルでの循環の問題で、自然分解しないゴミや自然分解に要する時間が膨大過ぎるために、廃棄したり燃やすことで起きていて、厄介なのは最初に悪影響を受けるのがゴミと無関係な人たちだからだ。
ゴミや廃棄物が起こす問題が無視できないレベルになったということは、経済のためとはいえ、物理的な生産や消費の促進が歓迎されないということを示している、と思える。
物理的な存在の対義は、仮想になりそうな気がする。
最近ちょっと盛り下がったように感じられるメタバースは仮想世界が舞台となる。
そこまで大袈裟でなくても、データや情報が物理的な存在を代替するようになればそれは立派な仮想世界として成立するだろう。
昔の若者にとって車は人生をエンジョイするために必須のアイテムだった。
それは物理的な移動に価値があったからだ。
しかし、いつの頃からか車は生活の足としての存在に留まるようになり、煽り運転などもあり若者に至っては運転せずに済むならむしろ運転したくないという存在になっている。
それに加えてコロナ禍。
物理と仮想の使い分けが浸透している。
スマホを介しての配達配送の依頼だって『仮想』と『物理』の中間需要に思えてくる。
妄想はどんどん広がりそうなのでこの辺で終わりにするが、世の中で起きてる変化にはきっと意味があるなと思えてくる。