全く同じ情報やアイデアなのに、その受け止め方が正反対になる場合が少なくない。
個人であろうと法人であろうと、その情報やアイデアが外部にあって、かつその価値に自発的に気付けば、積極的に欲し、取りに行く。
しかし、その情報やアイデアが内部にあると、あるいは外部のものであっても売り込まれると、あまり有り難がらない。
内部にあると、陳腐だと評価しがちだし、されがち。
売り込むものには碌なものがないとは昔から言われる。
個人情報に始まり、なんの役に立つのかという情報に価値が宿るようになり、名刺情報ですら共有されることが会社の資産になる時代なのだ。
内部の情報やアイデアを評価してもらうためにも、評価させるためにも必要になるのがプレゼンテーション。
CMや広告宣伝が上手にその役目を果たせれば効果は大きいだろうが、プレゼンテーション同様多くのCMや広告宣伝は実際には退屈であり苦痛な印象しか与えない、なぜなら目的が売り込みであることが透けて見えるからだ。
このようなことは第三者的には簡単に理解できるが、不思議なことに当事者になると迷走し始める。
データや情報が珍重されるようになると外にあるものばかりを追い求めるようになって、自分の周りに当たり前に存在してるものの価値に気付きにくくなる。
損得に敏感で、損だけはしたくないと思い込んでる人ほど損をしやすいかもしれない、ということがあることを忘れてはいけない。