興味深いツイートがあった。
「日本の売上高トップ50社に主要銀行と商社を加えた75社の取締役の血縁を調べると、その7割以上が親戚・姻戚関係にあり、更にその周りに無数の系列企業が連なって壮大な閥族支配の網を形成し…」という主旨の論文を西成のドヤの蒸し暑い自室で朝から読んでいて、早速今日も社会への呪詛を深めてるのだ pic.twitter.com/iaFW4mSEFL
— 東大中退したアライさん(とうイさん) (@akaikebasutei) 2021年9月7日
この論文はPDFで公開されており下記のサイトからダウンロードできた。
https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/hermes/ir/re/9506/HNshakai0004200330.pdf
このPDFにはツイートの図も載っている。
著者は、この論文の後も格差や階級をテーマにしていて最近では次のようなものもある。
杉並区と江東区のあいだで「ゴミ戦争」が勃発…“格差と階級”で読み解く「東京23区」
— 文春オンライン (@bunshun_online) 2021年11月15日
著者は語る 『東京23区×格差と階級』(橋本健二 著) #週刊文春 #文春オンラインhttps://t.co/2sWF3KelwL
上記でリンク先を紹介した論文が書かれたのは約20年前。
それからの20年でグローバル視点では日本自体が没落してるが、国内事情だけに目を向ければ、おそらく事情はあまり変わってないはず。
この20年で変わったことといえば、この場合はITやスマホというわけではない。
それは、株主重視が進んだことと、株主や投資家に外資が増えたことであり、グローバル活動する企業に国際会計基準が適用されたりと、旧来の日本流が通用しなくなったことが大きいだろう。
外で日本流が通じないならば、内側はガチガチの日本流で固めるのが日本流のはず。
だとすると、格差や階級は加速することはあっても一億総中流などには向かわないはず。
一億総底辺になるかもしれない中で、人々がどれだけ連帯できるかは疑問だ。
投票率すら上がらないことがそれを示している。
そんな時どうすれば良いか?
みんなで良い思いができるわけではないが、自分さえ良ければでは虚しいはず。
ウクライナとロシアの戦いが参考になるかもしれない。
モチベーションは大事。
武器は必要。
それ以上に作戦が大事。
嘘やデマを含めての情報戦が展開されるというのは、現代流のゲリラ戦であり接近戦で、物量で圧倒するというよりも賢さが問われる。
最大の問題は、敵は誰かであり、誰を敵に設定するかだ。