違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

ラッキーなニアミス、不幸なニアミス

航空機が飛行中に異常接近することはニアミスと呼ばれる。

 

航空機のニアミスは、結果的には衝突は回避できたという意味では良かったことだが、そもそも起きてはいけないことでもあるので原因は追求される。

 

ニアミスは、人間同士にも使われる。

 

コロナの接触確認なんて、コロナ陽性者とのニアミス警報だったと分かるが、この場合はトバッチリを受けたことになる。

 

共演NGの芸能人が、周りのスタッフがそのことを承知して対策してるにも関わらず接近してしまうような場合にも用いられる。

 

一般人であっても事件や事故等の報道で、ほぼ同じ時刻のほぼ同じ場所に自分がいたことを後から知ることがある、そんな場合にも運が悪ければ自分は被害者だったかもしれないという意味でニアミスと使われる。

 

一般的には、不幸や不都合をギリギリで回避できた場合に使われるのがニアミスだが、ギリギリでチャンスやラッキーを逃した場合にも当てはまる。

 

 

2019年9月に行方不明になった小倉美咲ちゃんのものと思われる骨や靴や衣服の一部が、最近になって見つかり始めている、行方不明当時に大捜索が行われた範囲の中で。

 

大勢の人々が小倉美咲ちゃんを見つけようと山をかき分け捜索したのだが、出会うことはできなかった。

 

誘拐や拉致も取り沙汰されたが、今回の発見物には人為的な痕跡が無いらしいと伝わってくる。

 

だとすると、大捜索が行われた当時に不幸なニアミスが起きていたのかもしれないのだ。

 

当時の捜索の現場で一体何が起きていたのかと考えると改めて胸が痛くなる。

 

知床の遊覧船沈没の乗船者捜索でもニアミスは起きているはずだ。

 

 

 

出会いたいのに出会えないニアミスもあれば、できることなら出会いたくない、せめてニアミスで回避したいと思っているのに出会うことが避けられないということは、世間では日常茶飯事だろう。

 

 

今日もどこかでラッキーなニアミスや不幸なニアミスが起きている。

 

 

ニアミスは運命的でもあるし謎のような不思議さもある。