コロナ前、2020東京オリンピックに期待する声が大きいとは言え、おいしい話なんてそうそうあるものじゃないと、多くの日本人は達観していたような気がする。
楽しくて、やりがいがあって、ギャラも高い。そんな「いい仕事」をみんな欲しがるけど、そんなものチャレンジャーには回ってこない。つらくて、理不尽で、大して儲からない。そんな仕事を「楽しく、やりがいのある、高価値の仕事」に変えていく。そこにビジネスの難しさとおもしろさがあるんだと思う。
— 竹村俊助/編集者 (@tshun423) 2019年6月7日
そんなささやかな気持ちに、コロナ禍が追い討ちをかけ、さらにウクライナ侵攻が起き、儲からないどころではないという空気感はますます強くなっている。
儲かりたいと望む場合、コツコツ働くという選択肢は今や誰もが排除してるだろう。
日本ですら国をあげて副業や投資を推奨するようになったということは、会社も国も『コツコツ働いたってダメなんですよ、あなたの面倒見きれません』と宣言されたようなものだから。
副業なのか本業なのかはさて置き、転売というジャンルも活発だ。
コロナ禍に加えてのウクライナ侵攻もあり、半導体不足と同じ構造の〇〇不足があらゆる分野で起きていて、『お金を払っても無いものは無い』という状態になっている。
これらはグローバル化の負の反動であり結果だ。
儲かるために取った合理的コスト削減策に逆襲されているのだ。
そのために儲からなくなっているのだ。
別の表現をするならば、リスクヘッジに失敗したということだろうし、そもそもリスクとして認識してなかったということですらある。
不安や心配を抱え、さらに想定外に直面すると、問題は大きく三つに収束する。
- お金(借金)の問題
- 心の問題
- 健康の問題
心の問題と健康の問題は重なる部分もあるだろう。
この三つの問題で意識の持ちようで避けられるのはお金(借金)で、意識をきちんと持ってれば、怪しいものは避けられる。
昨日以下の記事を読み、全部が繋がってるなと感じられた。
メルカリで、利益がほとんどでない「300円出品」をする人の理由 納得?それとも意外?
不用品を売ってお金を得るという目的を持って参加するのはもちろんのことですが、実は“心の拠り所”となったり、やりがいにつながることもあるようです。
わたしにとっては怪しいだけの存在だったメルカリだが、棲み分けは生じているようだ。
何が起きるか分からないのが人生だが、きっちりと地獄の果てまで取り立てる相手からの借金だけは、それがどういう名目であっても避けた方が良いはずだが、博才があれば例外だ。
18歳が成人になったことは裏読みするとキリがない。