興味深い記事があった。
記事の内容そのものというよりも、記事内の用語の使い方に興味を惹かれた。
今、ハイエンドスマホの価格が高騰している理由 約20万円は許容できる? 6/29(水)
近年のスマートフォンメーカー各社は、ハイエンドよりも上の「プレミアムモデル」と呼ばれる部分に注力している。
ハイエンドがその名の通りトップの頂点だと思っていたが、漠然としたフワ〜っとしたイメージを持つプレミアムの方がどうやら上らしい。
差別化は、高級をいかに演出するかの競争であり、最初は機能やスペックで付加価値をアピールする競争になるが、あるレベルを越えるとそれでは差別化として弱くなる。
そのようなタイミングになると、中身が伴っているとは言えない呼称やネーミングでの差別化や、価格が高いということやロット番号を刻印したりしてコレクター的な所有欲を煽る方向にシフトして行く。
スマホがこのようになったということは、機能においてスマホが行き詰まったということだろう。
多くのハイテク製品が半導体不足やロックダウンの影響で結果的にプレミアム商品化している。
大衆向けの普及型商品に関しては中古市場の活性化も起きている、その流れは一昔前のハイエンドやプレミアム商品への注目も促進している。
モノが溢れて豊かになる程、心が貧しくなってるように見えてしょうがない。
ハイエンドvsプレミアム、実はどっちも負けなのかもしれない。
こんなことを思ったのは猛暑のせいかもしれないが、気になったので書いてみた。