成人が18歳からになるというのはどのような影響を世間に及ぼしているのだろうかと思っていたら興味深い記事に気付いた。
脱毛エステのトラブル急増 4~6月の相談3倍、男性も被害 国民生活センター 7/31(日)
18、19歳が契約当事者となっているトラブルの相談件数を見ても、6月末までの件数で最も多いのは脱毛エステで234件に上った。
この記事のテーマは18歳成人というわけではないのだが、若い人の価値観や美意識が強く現れているはず。
記事からさらに引用すると、
脱毛エステをめぐるトラブルは増加傾向にあり、昨年度の相談件数は4106件と、2020年度より約1200件多かった。昨年の4~6月は660件の相談があったが、今年は既に約3.1倍となる2053件の相談が集まっているという。
21年度の相談件数は、10~20代が73.3%を占め、このうち女性が男性の約7.3倍に上った。男性は全身脱毛を求める場合が多いといい、平均契約購入金額を見ると、10~20代男性の平均は女性よりも約18万円高い約52万円となった。
胸毛が男の魅力という時代があったことをなんとなく記憶している。
胸毛を含めて体毛が薄い男性のコンプレックスを解消する体毛の増毛剤としてミクロゲンパスタというのがあったなと思い出してTwitterで検索すると、ツイートは引用しないが、眉毛や顔の髭の増毛に利用してる人のツイートが出てくる。
しかし、全般的には体毛や髭は嫌がられる傾向が強いことも感じられる。
そして、女性よりも男性の方がそのコンプレックスが根深そうに感じられる。
今年4月のツイート。
池袋歩いてたら、立教大学新入生に限り脱毛無料の呼び込み。これ、新入生のみなさん、気をつけてくださいね。
— car pan (@car_pan) 2022年4月10日
18歳成人になって、ローンの契約を親に内緒でできちゃう時代になったの。悪い大人は、ほやほやの成人を騙そうと狙ってる。無料の看板には裏があると思って
身体のコンプレックスや心の悩みを入り口にした罠が、合法的なビジネスとして武装して18歳成人を狙っている。
親が宗教にのめり込んでそのとばっちりを子が受けて理不尽に苦しむという話が世間を騒がせているが、コンプレックスの解消を餌にして18歳成人をターゲットにした落とし穴が多数仕掛けられている。
若者を標的にした「マルチ商法」が横行しています。近年は駅頭などで声を掛けて誘い込んだ後、高額な美容用品などを購入させる手法が目立ち、その背後には特定組織の存在がちらつく。4月から成人年齢が18歳に引き下げられ、専門家は被害拡大を警戒します。 https://t.co/u2eDQhqxxB pic.twitter.com/ktykgHmToF
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) 2022年5月1日
18歳成人になる前の20歳成人の頃から大学進学における奨学金が学生を食い物にしてると言われていたが、18歳成人のせいで大学進学の直前に借金漬けにしてやろうと狙ってるビジネスがどんどん増えるのは間違いないような気がする。
18歳成人になったことで奨学金市場を先に奪おうと狙ってそうだ。
ただの落とし穴ではなく、入り口はなんか良さげな人間関係に見えるというのが厄介だ。