メガソーラーはもはや自然エネルギーではなく自然破壊活動ですね。そもそも投機の対象になっている段階で関係制度を見直さなければならないのに、国は環境環境と言いながら、この手の環境・自然破壊を放置してきたわけです。https://t.co/gHrkA1X5Av
— 室伏謙一 (@keipierremulot) 2022年9月11日
この記事の写真を見ながら思い出したのは、熱海での土石流事故。
発生は2021年7月なのに随分前のことのように感じる。
熱海の土石流は違法に盛り土された産廃物が直接の原因とされたが、誘因の一つとして近隣のメガソーラーが噂されたことを覚えている。
土砂崩れが起きた山やメガソーラーが設置された山や丘をを上空から見ると、おそらく多くの人がゴルフ場を感じるはず。
ゴルフ場にするつもりで樹木の伐採が変な形で行われた後で開発が頓挫し放置されたようなものから、経営が上手くいかなくなったゴルフ場の跡地利用がメガソーラーになっているという意味では、他に用途がない低価格の居抜き物件となるはず。
お金さえ入ってくるならいくらでもいいから買って欲しいのという所有者や管理者は少なくないはず。
高度成長期からバブル期にかけて日本の山はゴルフ場開発が進み、またそのゴルフ場の稼働率を高く維持できるくらいゴルフ人口も増えたが、今となっては30年以上前の話で、全国の山に負の遺産となったのだ。
新規に開発されるゴルフ場は少ないが、ゴルフ場開発のノウハウを持った事業者だって生きて行かねばならない、そんな思いとメガソーラー事業者の思惑の一致は自然な流れだったはず。
土砂崩れが起きた山の上空からの映像を見ると、ゴルフ場やメガソーラーと結びついてしまうし、その結びつきを強めてるのが産業廃棄物なのだ。
日本では、太陽光発電はエネルギー問題とは位置付けられず、単に利権が絡む開発行為というだけの位置付けから抜けきれないようだが、それを喜んでるのは既存の電力会社だけ。
小池都知事の新規住宅に太陽光発電を義務付けるという政策は、風穴を開ける可能性という意味では興味深い。