やめた方が良いのは分かっているのにやめられないことは、依存症とか中毒と呼ばれ、飲酒や喫煙やギャンブルなどが代表格。
そんな中にスマホが加えられたのはベストセラー『スマホ脳』の影響も大きいかもしれない。
スマホをダラダラ使うことをやめると何が起こるかということは想像しやすいが、行うことは簡単ではない。
だって、中毒で依存症なのだから。
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問題はスマホの使い方というよりも、時間配分の問題なのだ。
心の充実が不足してると感じるような場合には、上記の漫画のようにスマホへの時間配分を減らす方向で調整するだけでも効果がありそう。
しかし、心の充実以前にパフォーマンスを発揮したり、結果を追求するために、一念発起で全断ちするという強者もいるのだ。
【西武】エース高橋光成CS初戦先発「グーグルもできない」覚悟のスマホ断ち 下克上へ流れ作る
2カ月前だった。
「いじっている時間が多いかな」。
誰に言われたわけでもなく、私生活には欠かせないはずのスマートフォンを手放した。
1つの覚悟の形だった。
「グーグルもできない」。
SNSもチェックできなければ、動画なども簡単に見られない。
マップも使えないから「行きたい場所にたどり着かない」こともある。
ネットに流れるニュースからも遮断された。
高橋光成選手は25歳、いわゆるデジタルネイティブと言っても差し支えない世代、2ヶ月前にスマホからガラケーに変えたようだが、これってガラケー世代がスマホよりガラケーの方が使いやすいと言うことととは全く違う。
高橋光成選手はこうも言っている。
「時間の使い方はがらっと変わった。家族と話す時間が増えたり、犬と過ごす時間が増えたり、本を読んだり、有意義に時間を使えるようになった」
高橋光成選手の場合、スマホを絶ってもテレビやゲームには向かわなかったことも良かったのかもしれない。
スマホが時間を奪うことで有意義に時間を使えないと思いがちだが、スマホが無ければ無いで、別の何かテレビやゲームのようなものにシフトするだけという人は少なくないかもしれない。
中毒や依存症は、夢中になり過ぎるから問題になるのだが、なぜ夢中になったかというと、するべきこともしたいこともないからで、間が埋まらないから時間を浪費することを求めてしまうのだ。
本当にやるべきことやしたいことがあるにも関わらずスマホ中毒になるということは、おそらくあり得ない。
実際には、したくないことをやらされているから逃避先としてスマホが便利なだけなはず。
スマホばかりやっていても、何かのテーマを追求するためにスマホに向かってる時間が長いのはスマホ依存でも中毒でもない、もっとも目に掛かる負担は要注意だが。
このように考えると、最近はスマホが槍玉に上がるが、依存症や中毒に陥りたくなければ、心の底からやりたいと思える自分だけのテーマを見つけなければいけないのだ。
テーマさえあれば、全ての行動は能動的なるが、テーマがなければ全ての行動は受け身になる。
スマホ断ちとは、受け身のダラダラを断つから価値があるのだ。
受け身のダラダラとは、高カロリーのスイーツみたなもので、たまに食べるご褒美くらいがちょうど良い。