21世紀は、資本主義を前提としたグローバル化の加速で始まり、一定程度の飽和状態とでもいえそうな状態に近づいたのが2020年。
社会主義や共産主義でも経済が最優先になり、テクノロジーが支えるプラットフォームの普及で、いやでも世界の繋がりは深くなりつつあった。
これ以上を求める場合のシステム作りが課題になった頃にコロナが発生し、ロシアウクライナ戦争が勃発した。
これらとは別に、常に北朝鮮やテロ国家という厄介な存在も存在し続けている。
決して世界は一つには向かってないし、それぞれの幸せの定義も大違いだと感じられるような動きが、ここに来て急速に高まり出した。
そのような思いを一掃強くさせられたのが、中国の習近平政権が3期目に突入し、より一層の独裁政権強化に向かい出したと、その人事が話題になっていることだ。
このような方向に向かい出した背景には、コロナも関係してればロシアも関係してるだろうし、ロシアというよりもむしろプーチンのようになってはダメだという強く思ってるように感じられる。
それ以外にもアメリカや西側に対する敵意も強く影響しての結果だろう。
Wikipediaで見ると、習近平は政権発足当時は市場原理重視だったらしいが、やがて金融、食糧、エネルギーの自給自足に意識が向かい始めたらしい。
アメリカや西側を意識してのことなのは間違いないだろうが、最も大きく影響を与えたのは就任まもない頃に会談したトランプ大統領なのかもしれない。
独断型のトランプの態度を見ていて、自分と共通するものを感じながらも自分以上に強硬なその態度に当時の習近平は気圧され気味だったと、各国メディアがスルーした習近平の表情の変化をウオール街の目利きは見逃さなかったと言われているのが2017年頃。
トランプと比べるとキャラが弱く薄い習近平だが、その影響力の持続期間は安定的で強く長い可能性が大。
転がる雪だるまが周りの雪を巻き込みながらどんどん大きくなるように中国がロシアや北朝鮮を巻き込むとすれば世界は一体どうなるのだろうか?
なんの骨格も持たない雪だるまは、転がってる限り大きくなり過ぎると自重で崩壊する運命だ。
今、転がりながら膨らんでる雪だるまに見える現象は、骨格を持たないのか、それとも骨格らしきものを備えているのか?
もう少し時間が経つと見えてくるだろう。