口コミの情報は玉石混交だが、最悪の展開は『わたしを信用して』と売り込まれるものだ。
断りたいけど、あるいは興味ないのに、断ると人間関係がまずくなるのもイヤだしとなるからだ。
そんな経験を持ってる人にはもしかしたら朗報かもしれない。
口コミ装う「ステマ」に刑罰も、政府が規制強化へ…再発防止命令に従わなければ対象に 12/24(土)
記事に添付されていた図
GoogleTrendsで見ると2012年に大きく話題になっていたことが分かるのがステルスマーケティング。
2012年に大きく盛り上がった後沈静化したように見えるが実際にはSNSの普及と連動し、当たり前の日常に溶け込むとともに、多くの人が騙されないだけのリテラシーは持っていると思い始めた結果の沈静化だと感じられる。
さらにGoogleTrendsで確認するとステルスマーケティングは使われ始めた2012年からステマと使われ、日常用語として馴染んだことも分かる。
ところで今回のステマ対策としての刑事罰の導入は、もうちょっと深刻な理由もありそうだ。
口コミ装う「ステマ」に刑罰もhttps://t.co/OQeOdk8mmH
— 上祐史浩@12月25日(日)・29日~東京でセミナー開催 (@joyu_fumihiro) 2022年12月24日
広告である正体を隠した広告に刑事罰の導入が検討され始めた。旧統一教会等の寄付被害の救済新法では、正体を隠した寄付勧誘に行政措置が設けられたが、今後は刑事罰による規制強化も検討されるのではないか。アレフ(旧オウム)もやっている。
確かに、ステマが機能する背景には、有名人やインフルエンサーを含めて無条件に信用してしまいやすいという教祖と信者のような関係性がとてもよく似合う。
広告宣伝としてインフルエンサーを隠れ蓑にしていた企業はたくさんあるが、『インフルエンサーが勝手にやったことだ』という言い訳も通用しなくなるのかもしれない。
口コミやステマの巧妙化はますます進むだろうが、ステマがかつての押し売りと同じ扱いになり始めたことだけは確かなようだ。