違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

似て非なる節約とケチ

あらゆるビジネスが、さまざまなマーケティング手法を駆使して売ろうと一生懸命だ。

 

売ろうとすることは、買わせるということでもある。

 

消費者が買う理由は、大きく3つある。

 

  • 必要だから
  • 欲しいから
  • その他(営業されて断り切れなかったなど)

 

マーケティングの手法とは、つまるところこの3種類をあの手この手で刺激し演出すること。

 

長らく日本ではデフレが続いていたことが、消費者の上記3つの理由にも前提として大きく関わっていた。

 

しかし、最近になって日本でも物価の上昇が起き始めた。

 

これはマーケティング手法というよりも世界情勢の影響が大きいかもしれないが、それは消費者には関係ない。

 

単純に同じものなのに価格が上がっているとしか映らない。

 

 

そうなると賢い人は、いやバカでさえなければ、上記3つの理由は1つに収束する。

 

その商品やサービスに価値はあるのかであり、その価値がわかりやすいかに。

 

 

パックンの節約術が身に染みる、今でも服を買うのは5年に1回「節約はガマンではなく“稼ぎ”」

その後は勉強が得意だったことを活かし、一念発起で借金をしてハーバード大学に入学。卒業したあとは、晴れてお金に困らない生活を手に入れたが、パックンは今も変わらず価値あるもの以外にはお金を使わない。

 

 

さて、価値がどこに宿っているかの判断基準は人それぞれであり、おそらく似てる部分はあっても別ものだと考えると、共有しづらいかもしれない。

 

だから、ある人にとっての節約は、別の人にはただのケチにしか見えないということはザラだろうが、その違いを決定づけるのは価値の評価の仕方だろう。

 

必要だから、欲しいから、という動機は同じようでも、その根底にある価値観が違ってる者同士はきっと分かり合えないままのはず。