結局どっちなの?
LGBT理解増進法って、LGBTに寄り添うつもりがあるのか、それともLGBTに反対してるのか?
伝え聞こえる話だと、法律名に『増進』と入る場合は、中身を骨抜きにして議論を終了させるのが目的だというのが日本の伝統芸らしい。
サミット前に世界標準を形式的にだけ達成したいが、真剣に取り組む気はさらさらない、そういう強い意志が『増進』には込められてるらしい。
20年前(2003年施行)健康増進法なる法律ができた。
世間一般ではタバコや喫煙を締め出すための法律と認識されていたが、実際には肝腎要な部分を骨抜きにするつもりで世間に歩み寄ったように見せかけようとしたのだろう。
幸か不幸かこの20年でタバコや喫煙は徹底的に嫌われた。
喫煙するのは、やめられない年寄りか、タバコを喫うことが生き様の主張になると思ってる人くらいのものだ。
おそらくLGBTに関してもどのくらいの時間をかけてかは分からないが理解は確実に浸透するだろう。
今日触れたいのは、増進という強い思いが感じられる表現が現場では骨抜き用語として使われているという点だ。
当然ながら増進の反対語も骨抜きにされてることだろう。
増進の反対語は減退。
日常生活で減退するものの代表格は、元気や精力だ。
日本では、サプリとは別ジャンルとしてビタミン剤や精力剤やその機能を謳ったドリンク剤が豊富にラインナップされていて、減退した元気や精力を回復させられるとアピールしている。
正しい用語の使い方に照らし合わせると、効果は骨抜きにされてるのだろうが。
減退したための症状だと思ってることのほとんどはきちんとした食事や睡眠を取ることだけで回復するはず。
大谷翔平さんの活躍をあるプロ野球の投手出身の方が、ピッチャーとして投げた翌日に打者としてグラウンドに立つなんて信じられない、自分は登板翌日は軽く体を動かすくらいしかできなかったと言っているのを聞いた。
身体能力の違いはあるとしても、根本的な生活習慣の違いが大きいからとは考えてないようだった。
人の身体に発生する増進や減退はバネの伸び縮みのようなものだとすると、バネとしての弾性を維持することが大切だ、伸びる方にも縮む方にも負荷は均等でなければいけない。
頑張ることは、あるいは頑張ると称した骨抜きも、伸びる場合か縮む場合のどちらかの負荷が不均等だとバネの弾性は正常ではなくなるだろう。
その繰り返しでバネは本来の役割を果たせなくなる。
寝ることをゴロゴロするという人にはきっと分からない話だろう。