違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

本格的に『ごめんで済むなら警察いらん』の時代になる

マイナンバーカード 本人ではない口座登録 約13万件というニュースで改めて気付いた事がある。

 

なぜこういう事が起きたのかを、デジタルエラーという観点で見るか、それともヒューマンエラーとして見るかの、ヒューマンエラーとして見ると気付くことなのだが、なかなか気付きにくいこと。

 

事前に本人の口座を紐づけるように案内されていたのにスルーできたのは、ほとんどが子供が小さく子供名義の口座が無いことだろうが、それ以外にも禁治産者や自己破産者などの場合も決して銀行口座を持つということがスムーズにはできるわけではない場合がある事が大きく影響したのかもしれない。

 

他にも住所を持たない生き方というのもあるし、中には犯罪に絡み役所の職権で住民登録を抹消されるような生き方をしてる者もいる。

 

 

役所の現場では、世帯主を中心に家族を位置付けたり、その他にも本人よりも保護者や補助人の方に重きを置く事が多い。

 

完全に個人主義のマイナンバーと相容れない作業を日常的にずっと繰り返していて、かつ最近1〜2年という短期間に膨大過ぎる件数を処理したのだから、むしろ13万件で済んだのは褒めて良いくらいだろう。

 

 

それよりも改めて気付いたのは、世帯主を世帯の中心に据えて考えるやり方は核家族化の進行で起きたのだろうなと思ったからで、それ以前になるともはや歴史の話になるが大家族における家長になるのだろうが、マイナンバーの登場で少なくとも建前上は全て横並びの個人になるのだ。

 

気持ちや意識の上ではすでに個人の時代にはなっていたが、対役所の手続き上では独立してるというよりも従属関係で位置付けられていたのだ。

 

 

今は健康保険証に関してゴタゴタが起きてるが、これが免許証と紐づくとそれは警察と紐づくことを意味し、必然的に逮捕や取り調べを受けたという情報とすら紐づいてもおかしくない。

 

親や家族がしっかりしてるからと、あるいは有力者とコネがあるからと、大目に見てもらえた事が通じなくなる時代もすぐそこまで来てるかもしれない。

 

 

 

 

そう思うとこいつらバカだなあと思ってしまった。

 

 

 

 

 

本格的に『ごめんで済むなら警察いらん』の時代が見えてくる。