違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

行動経済学も使いよう

行動経済学、テレビの生命保険のCMで耳にしたこともあるだろう。

 

CMでは健康を意識した生活のキッカケとして生命保険への加入をほのめかすもの。

 

行動経済学は流行りの分野でさまざまな解説が多数出ている。

 

上記のCMなどは合理的な行動を促す意味で行動経済学という呼称が用いられている。

 

合理的な判断を導くための論理的思考と心理学を結びつけるのが行動経済学と説く話も多いが、行動経済学の醍醐味はそこではなく、合理的な行動を取りたいのに肝心な時に不合理な行動を取ることが多いことと深層心理が深く結びついていることを教えてくれることにある。

 

行動経済学は人間だけでなく動物でも取る行動。

 

いや、人間も所詮動物だからこそ行動経済学が当てはまるのだ。

 

その特徴を一言で言い切ると『不合理』となる。

 

結果こそが重要だと思いながらもプロセスに振り回されて望む結果を得られないということは誰にだって当てはまるはず。

 

肝心な時に結果に対する執念や執着よりも充実や手応えの方がより重要に感じたりすることによって不合理が起きるのだ。

 

不合理を正当化するのは感情や本能。

 

逆に考えると、結果とプロセスが対立するという意味で、理性と感情とさらに本能が三つ巴のせめぎ合いをしてることになり、自分の敵は自分自身となる。

 

動物園で飼育されてる動物に餌をきちんと食べさせて健康にするためにはただ餌を与えるだけではダメで、狩猟本能を満足させることが必要で、餌の獲得のためには困難や工夫が要求されることが重要になる。

 

 

人間だって同じで、金が欲しいからといっても天から金が降ってきても最初はともかくすぐになんの満足も得られなくなるはず。

 

このように考えると詐欺などの悪事を働く者が上手く行った場合に精神的な満足を得てることが想像できるのは皮肉な現実かもしれない。

 

行動経済学がおもしろいのは、合理的で論理的な行動が必ずしも満足や喜びをもたらすとは限らないということを教えてくれることであり、もし満足や喜びを人生に求めるならば合理的で論理的な路線から離れることも悪くないということを教えてくれることだ。