パリオリンピックが始まって早々に次のような見出しが踊っていた。
【パリ五輪】第2日まとめ…日本勢にまさか続出 はりひな敗退、男子バレー、男子柔道などの敗戦相次ぐ
個人的にも張本早田の卓球混合ダブルスが金メダルを獲ることはあっても一回戦で敗退するなんて意外だった。
しかし、こんな時だからこそ思い出すのが故野村克也さんのことばである『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』だ。
不思議な負けだと思ってする反省や対策と、負けるべくして負けたと思いする反省や対策はまるで違うはず。
勝ちに不思議の勝ちありや負けに不思議の負けなしは、大舞台で起きるというよりもありふれた日常でこそ起きる。
それも極めて個人的なことで他人と競い合ってすらないことでこそ重要な意味を持つはず。
健康や生活習慣に関してこそ跳ね返ってくる負けの影響は甚大だ。
しかし、多くの人は『どうして自分だけが』と嘆くばかりだ。
頑張ったとか努力したとかあるいはド根性だとかに活路を見出そうとする人はまだまだ多いのが日本だろう。
今日もまた全国各地でピント外れな反省や対策が行われているのだろう。