違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

武装のパラドックス

武装の反対語は何だろうかとふと思った。

 

武装の解釈次第でその反対の意味はさまざまに変化しそうだ。

 

つまり武装の反対語は武装をどのように定義するか次第だ。

 

元々の意味は殺傷のための武器を備えることだが、現代用語としての武装となると『強み』という程度の意味で捉える方が相応しいようにも感じるし、事故や災害その他トラブル全般の危機やピンチの時に役立つものを備えるという意味の方が大きそうだ。

 

武装には理論武装のようなものもある。

 

一般的には武装は自分自身の外側にモノを持ち、そのモノを使って行うことが多いが、理論武装のような場合は自分自身の内側にモノを使わずに行うことになる。

 

しかし理論をAIに頼るような場合やもっと大掛かりなシステムに頼る場合は、自分自身の外側にあるという意味では従来の武器による武装とほぼ同じになる。

 

 

世間で使われる理論武装は、自説を都合良く主張するために用いられることが多く、絶対的な真実や真理を説くためではないことがほとんど。

 

そもそも武装するのは何故か?

 

悪い奴が多いから自分を守るためなのか?

 

自分が悪い奴だから武装したがるのか?

 

 

きっと敵ばかりなのが現代なのだろう。

 

誰しもが本当は味方を欲してるはずなのに、そのためにしてるのが武装だとすると、味方を求めてるようで実はカモを求めてることが見え見えだからかもしれない。