カッと来たりムカついた時にはゆっくり6秒数えると怒りがおさまるというのがアンガーマネジメント。
簡単なようで難しい、だから理論としてありがたがられる。
現代のテレビや動画ではカットが次々と変わる。
一人の人が連続して話し続けるようなシーンでもカットが次々と変わることが多い。
見てる視聴者の集中力の持続時間は7秒だから。
数秒という短時間だが人間にとっては意外とストレスになるので、その数秒を超えるともはや別の違うことに集中先を求めるようになるのだ。
6秒怒りを堪えていると、怒りの対象とは違うことに関心が移るというのは理屈というよりも経験から導かれたもので、テレビなどでカットが細かく変化するのは、変化させないと視聴者が別のチャンネルや別の番組やまったく違う別のことに行動を移させてしまうからで、そうさせないためにカットの変化で興味を惹き続けようとするもので、これも経験的調査から導かれたものだ。
倍速視聴が生まれた背景には時間効率とかタイムパフォーマンスを求める風潮が影響してると言われるが、集中力の持続時間がどんどん短くなってるとも考えられそうだ。
今年の年明けに起きた日航機と自衛隊機の衝突事故では、管制塔の指示が人間頼りのアナログシステムであることが大きく影響したはず、具体的に何秒とは言えないがきっと秒単位の判断や指示が不可欠だっただろうと想像できる。
金融や医療の最先端の現場ではきっと秒単位の判断が不可欠なはず。
思えば時計は今や秒の狂いもないのが当たり前になったが、秒単位にこだわって生きてる人は増えてるのだろうか?