伝えたいことをことばや行動や態度で表現することはメッセージと呼ばれる。
メッセージには発信する側の気持ちと受け取る側の気持ちのシンクロが問われる。
シンクロしないメッセージは道端にツバを吐くようなもので、メッセージの受け手にとってはいきなりツバを吐かれたとすら感じるはず。
メッセージがメッセージとして機能するためには前提が必要になる。
継続的な良い人間関係が成り立っていればメッセージはメッセージとして機能する、前提として思いやりや友情や愛情が双方向で成り立ってるからだ。
初対面でもこの人間関係が成立する場合は少なくない。
多少の錯覚を伴うこともあるがどんな種類の人かが即座に伝わるような生き様が感じられるような場合だ。
礼儀作法にそれを感じる場合もあれば持ち物やファッションを通じてライフスタイルが感じられるような場合に、それらが好意的に映ればその人との会話にはメッセージが感じられるはずで、その場合は通じ合う気持ちは双方向のはず。
現代では、友情も愛情もビジネスライクになり、ビジネスはというと詐欺的になっている。
だからこそメッセージなのかどうかを見抜けることは重要だ。
メッセージでないものにメッセージを感じることも、メッセージなのにそれを素直に受け取れないことのどちらも不幸でしかない。
SNS上にはメッセージに対する誤解から始まる諸悪が溢れている。