スマホ(Android)にGemini(Googleの生成AI)に切り替えろという案内が出るようになってしばらく無視していたが、ChatGPTと比較するとおもしろいかもと思い切り替えた。
さて、どんなお題を与えようかと思っていると次の記事が目に付いた。
マクアケの業績が低迷…時価総額は絶頂期の1割以下の水準に。勢いを失ったのはなぜ?
クラウドファンディングはコロナ禍で活況となりました。飲食店や宿泊施設、水族館、動物園など集客に苦戦した事業者がこぞって押し掛けたためです。 消費者も自宅時間が増えたためにクラウドファンディングの情報を目にする機会が増え、真新しさや困難に陥っている人を救済したいという思いから、資金を投じる人が増加しました。
クラウドファンディングなんてわたしの守備範囲から離れているので大して予備知識も無いしお題にするにはちょうど良いかもと感じるとともに記事のコメントに寄せられていた『最近は昔ながらの純粋なクラファンが減り、企業のマーケティングの一環でクラファンやって宣伝してます、みたいなのが透けて見える案件ばかりになり、魅力を感じなくなってきた』のような点を生成AIは指摘するのだろうかと思いChatGPTとGeminiに同じ文言で質問してみた。
〜〜質問〜〜
コロナ禍で活況だったクラウドファンディングが最近は勢いを失っているらしいが、クラウドファンディングを取り巻く環境や事情にどのような変化が起きているのか?
〜〜〜〜〜〜
ChatGPTもGeminiも箇条書き形式で答えた。
ChatGPT
- 市場の成熟化
- 経済環境の変化
- 規制強化と信頼性の問題
- プラットフォームの多様化と競争の激化
- 消費者の期待の変化
Gemini
- 経済環境の変化
- 競合サービスの増加
- プラットフォームの飽和
- 支援者側の意識の変化
Geminiは上記を意識して下記が大切と書いている
- ターゲット層を明確にし、共感を得られるストーリー作り
- リターン設定の工夫
- SNSを活用したプロモーション
もちろんどちらもそれぞれの項目に補足の説明が付いているが内容的にはほぼ同じことが少し違う表現で書いてある。
ChatGPTが『消費者』と表現したのに対しGeminiは『支援者』と表現している。
ChatGPTもGeminiも共に相談相手としては十分だ。
相談相手に望むのはテストで満点が取れる正解ではなく、的を射たヒントだ、私の場合は。
ChatGPTだけを使っていると生成AIなんてどれも一緒だろうと思っていたが、個性や性格の違いのようなものが感じられる、持ってる知識量には大差ないが、その解釈には個性や性格が反映してそう。
嘘を平気で吐く人間よりもよほど信頼できそうだ、繰り返すがここで言う信頼とは絶対的な正解を出すと言うような意味ではない、『なるほどね』や『そう来たか』と思えることが大切なのだ。
さて、たった1問の比較だが、ChatGPTもGeminiも網羅してる内容やそのレベルに大きな違いは無さそうだが、私にはGeminiの方が少し親切に感じられた。
Geminiに質問する時は優しい言葉遣いの方が良いかもしれない。