WWW(world wide web)という呼称のせいだろうか、ネットの世界にいつでもアクセスできる状態にあるということは、世界に向けて広く門戸を開いてるような錯覚を覚える。
知識レベルでもかなりのことを広範囲に知れてると錯覚しがちだが、実際の行動はというと狭い世界を行ったり来たりだ。
飛行機に乗って世界を飛び回ってるような人であってもその交友関係はというと限定的なのが現実だ。
人間が人間である以上何事においても自ずと限界がある、どんなに優秀であろうとどんなに頑張ろうとその限界点は意外と低いはずだ。
ここでいう低いというのは評価が低いという意味ではなく、所詮人間一人の人力パワーの限界点の低さのこと。
つまり、結論的に言いたいことは、人間は人それぞれに狭い世界を生きているということだ。
自分を卑下したり誰かをバカにしたいとかではない。
つまり、どんな人でもその人なりの井の中の蛙としてしか生きていないのだ。
そんなことを突然思った。
そんな井戸は人の数だけあっても不思議はないし、喋る言語が違ったり、国が違ったり気候風土が違えば井戸そのものがまったく違って当然だ。
本来的な井の中の蛙とは、狭い世界に閉じこもってそこから出てこようとしないことを揶揄してるのだが、同じ現象は世界に広く門戸を開いてるつもりの人にだって起きていて不思議はないのだ。
だって人間なんだもの。