違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

『〇〇戦争』と呼ばれる競争激化

中国発の生成AI『DeepSeek』が投資や投機の界隈に影響を与えているようだ。

 

ChatGPTが登場したのが2022年11月。

 

生成AIというカテゴリーというかジャンルはあっという間に浸透し次から次に新しいものが登場しお手軽なフリーから高機能な課金バージョンまでさまざま増えた。

 

同じ問題やテーマを与え、それぞれがどのような回答をするかで優劣を比較するなどを行う人や組織や機関も多い。

 

意識高い系の有名人の中にはChatGPTはもう古いなどという人もいるようだが、この動きにふとデジャブを感じた。

 

スマホが登場するずっと前PCがWindows95の登場で市民権を獲(得)始めてから数年はインターネットにアクセスするためのブラウザはWindowsに標準搭載されてるIE(internet explorer)だけだった。

 

ブラウザに競争が生まれたのは21世紀に入ってから、日本人がGoogleの存在を知ったのは株式公開をした2004年以降だが、Googleが登場する前にFireFoxなど多数のブラウザが検索速度の速さや検索精度の高さを売りに登場していた。

 

最終的にはGoogleが勝ち抜けるのだが、そのj勝ち抜けが決まるまでの数年間は利用者もブラウザを取っ替え引っ替えしながらどれが一番良いのかと一喜一憂していた。

 

今になって振り返るとGoogleが勝ち抜けた理由はブラウザとしての優秀さよりも企業として大きく強くなったことによる安心感や安定感を期待してだったように感じる。

 

21世紀の最初の10年弱の期間続いたブラウザ戦争と呼ばれた覇権争いと今起きてる生成AI戦争と呼ばれる競争が同じ種類のように感じられてデジャブを感じるのだ。

 

改めてX(Twitter)で検索すると同じような指摘をしてる人が結構多いのに気付ける。

 

数年後、生成AIに関しても勝ち抜ける一社があるとすれば実はその会社はまだ世間に認知すらされてないかもしれない。

 

そして勝ち抜けが決まった際にはその決め手になった要素もはっきりするだろう。

 

その決め手は高性能とか優秀さとは違う要素かもしれないし、どこが勝ち抜けても世間にとっては大した違いではないような気がする。