「喫茶店」の倒産急増、2024年度は過去最多ペース 「コーヒー豆高騰」も打撃、こんな見出しの記事を見て思った話。
わたしの記憶では2010年前後からの印象なのだが、カフェなどで仕事をするノマドスタイルが流行してたけど今はどうなってるのだろうかと?
記事が取り上げてる倒産してる喫茶店の多くは個人店でチェーン店ではない。
ノマドスタイルの場合カフェを利用すると言ってもコーヒーやその他のメニューが目的ではなく、カフェのコストで席と空間が使えることが目的。
記事の中ではコンビニコーヒーが安くて美味しいことも個人喫茶店には辛く作用したと書いてるが、わたしはそもそもユーザー層が違ってライバル関係にはないと感じる、ライバルという意味ではチェーン店の方だろうが、実際にカフェを使う人が一番求めてるのは座席や空間だと思う。
だから単価を上げづらい個人店は、寛いで時間を過ごしたい人やノマドスタイルには不向きだし迷惑客にしかならないという負の循環に巻き込まれたことだろう。
コロナ禍もありノマドスタイルで活動してた人はその後元のスタイルに戻ったのだろうか、あるいはコロナ禍で流行ったリモートワークに移ってしまったのだろうか?
少し調べると、2024年4月、日本政府は外国人ノマドワーカー受け入れのための「日本版デジタルノマドビザ」制度を開始したと出る。
この在留資格「特定活動(デジタルノマド)」により、外国企業等と契約してリモートワークを行う本人とその扶養家族の最長6か月間の滞在が認められていて、取得条件として、査証免除国かつ日本と租税条約締結国の国籍であること、年間所得1,000万円以上の収入証明、民間医療保険への加入などが求められている。
この外国人向けの施策は昔流行ったノマドスタイルとは全く違うと感じる。
まあ、いずれにしてもノマドという活動スタイルが成立するためには自宅やオフィス以外のサードプレイスが必要で、それに加えスマホやPC等のデジタルデバイスは必須だし、もっと大事なのは通信環境なのかもしれない。
もしかしたらデジタル空間がサードプレイスだと思ってる人も増えているのかもしれない。