自転車の話。
昨年の11月の末頃に最初の症状が出た。
乗ってるのはマウンテンバイクで、マウンテンバイクとしても太めのタイヤを履いている、サイズは29X2.6。
これまで3年乗ってどんな悪路に突っ込んでも何の不安も感じることは無かったし、空気圧の自然減に対する補充も2ヶ月に一回程度で十分だったが、一週間ぶりに乗ろうとしたらタイヤがペチャンコになっていてパンクしたと思ったのが最初。
その日はどうしても自転車に乗らなければならなくかつ往復で50kmほど走らなければいけない日だった。
試しに空気を入れると、パンクしてればシューシューと入れてる最中に空気漏れの音がするはずだがそんな気配もしなかった、不安を抱えながらも走ったが往復50km問題なく走れた。
しかし一週間後にはペチャンコになった。
勝手にパンクとは違う理由で空気が抜けてるんだと思い込んでいた、多分バルブコア周りの何かの不具合だろうと、わたしが使ってるチューブはバルブコアが一体化されているのでチューブを交換するしかないのだが、騙し騙しどこまで使えるかを試してみたいという思いが強くなった。
騙し騙し乗ってると、突然走行不能になったらどうしようという心配に対する緊張感が妙に新鮮でワクワクしてもいたのだ。
しかし、そんな乗り方は長続きするわけもなく乗る頻度が極端に減っていった。
最初は補充から一週間は保っていたが少しづつ期間が短くなり、2月に入ると3日~4日経過すると空気を補充しなければいけないようになっていた、そして先週補充した翌日にペチャンコになっているのを見てさすがにチューブを注文した、注文したのが金曜日だったので入荷は週明けだろうなと思っていたが、すぐに交換できるようにタイヤからチューブを抜いてすぐに交換できるようにしたのが今朝。
チューブだけの状態にしたら念の為にどこから空気が漏れてるのかを確認したくなって、チューブに空気を入れてバケツに溜めた水にバルブの周辺を浸けるとバルブは何ともなく、その代わりに一箇所から小さな泡がプクップクッと出ていた、チューブを全面チェックしたがその一箇所だけだったが、普通のパンクだったらブクブクっと大きな泡が出るのだが全然小さいものだった。
パンク修理道具は持っていたがすごく古いものだったのでゴム糊も蒸発していたのでダイソーで買ってきて修理した。
修理が終わったら自転車屋からチューブが入荷したと電話が入った。
チューブ頼む必要無かったなと一瞬思ったが、チューブを替えるつもりだったからする気になった作業でもあったので予備で持っておくのも悪くないと思い自転車屋に向かった。
事の顛末を自転車屋の店長に話すと『ああ、それはスローパンクですね』と教えてくれた。
自動車などだと釘が刺さっている間は空気が漏れないが何かの拍子に釘が抜けると急にペチャンコになるような場合もスローパンクと呼ぶらしいが、わたしのようにあまりにも小さな穴が開いたことによる空気漏れの場合もあるようだ。
取り敢えず自分で解決できたので小さな自己満足は得られている。