一体何の話かというとiPadの話で、手持ちできるサイズのディスプレイの見やすさや使いやすさに関する話。
わたしは2012年からiPadを使っていて今のが5台目、最初の頃がどうだったかまったく覚えてないが、気がつくと縦にして持つことはほぼなくなっていた。
理由の一つとして縦で持つのは野暮だという先入観がいつの頃からか芽生えていたような気がする。
今朝早く『iPadは縦画面で使う方が良い』、そんな話のYoutubeを見た。
横画面派のわたしは最初は『そんなバカな』と思ったが話を聞いてるうちに『縦画面意外と良いかも』と思えるようになったので、少なくとも今日一日は試してみようと思った。
もちろんだが、動画を見るような場合だと縦画面派の人も横画面にしている場合が多いのは言うまでもない。
逆に言うと、動画の視聴習慣が横画面なのでその他の日常使いも横画面にしているという人が多いのかもしれない、と思った。
さてここからは半日ほど縦画面でiPadを使ってみての感想。
半日程度では違和感が拭えないのは持ち方だけだった。
それ以外では概ね悪くない、なんならむしろ良い、使い慣れてる道具に新鮮さが感じられるような気分だ。
縦長の表示の一覧性の方が横長よりも目線の追従性が良いのだ、良いというよりも自然なのだ。
横方向に視線をずらす作業は案外不自然なものなのだ。
そう感じられるようになると動画ですら縦画面でも許容範囲に感じられる、横画面より表示は小さいが音声さえしっかりしてれば少々の表示サイズの違いは大した差に思えなくなった。
まあ映像の関しては状況や気分次第で縦でも横でも好きにすれば良いだけだが、文章を読んだり書いたりするのは縦画面が勝るということは明らかな気がする。
そういえば動画や写真の縦構図の流行はスマホでの撮影がデフォルトになった頃からで、その理由としてスマホの場合は縦持ちがデフォルトで自然だから言われていた。
横方向への視線移動は縦持ちの場合のスマホの横サイズくらいが比率としてちょうど良いとすればiPadのようなタブレットサイズでも同じ理屈が機能しても不思議はない。
まだまだ無意識のうちに横持ちにしようとするが画面の回転を止めてると『ああ、縦持ち縦持ち』とすぐ修正できる。
iPadは生産性が悪いと思ってる人は縦持ちで使うと印象が変わり新鮮さが得られるかもしれない。
タダでできるからコスパは抜群だ。