世界を相手に関税合戦を繰り広げているトランプ政権。
トランプ政権下で政府効率化省のトップを務めることになったイーロン・マスクはヨーロッパで大反発を受けテスラの販売を激減させてしまった。
この激減が想定内だったのか想定外だったのかで受ける印象はまるで違ってくる。
ただ一つだけ明らかなのはトランプもイーロン・マスクもお互いを最大限利用するつもりだということだ。
政治は選挙のために実体経済を味方に付ける必要があるし、事業家は政治力を武器にできると力を実力の何倍も発揮できるからだ。
おそらくイーロン・マスクほど露骨ではないにしても大統領就任式に招待されたAppleのティム・クックやAmazonのジェフ・ベゾスやMetaのマーク・ザッカーバーグにも利用できるものは利用したい、あるいは無用な敵対関係は得ではないという計算の元での大人な振る舞いをしてるはず、しかし就任式への参加は大衆にはそうは見えてないかもしれない。
新しい何かが始まる時、同時並行で既存の何かが壊れ始めるというのは世の必然。
大きいことばかりが変化ではない。
どんな変化が起きようが、あるいは変化は起きなくても、出来ることは出来るし、出来ないことは出来ない。
出来ないことを嘆くよりも出来ることを喜ぶ方が賢明なのは間違いない。
変化を受け入れる場合に必要なことだ、と思っている。