昨日から続いている東名高速や中央自動車道でのETCトラブルの報道を見ていて多くの人にとってはその原因や対処を巡ってが関心事のようだが、わたしが思ったことは『混雑は避けるに限る』だった。
混雑さえしてなければこのETCトラブルは『まあそんなこともあるさ』で済んだかもしれないと思いながら、そうは言ってもみんなの趣味嗜好や合理性が同じ方向に向かうとしたらそういう全ての方向で混雑は起きるのだ。
行列ができることとも全く同じだ。
毛色が違う分野としては、ビジネスや投資の世界でも分散を意識しながらもメインな部分への集中は避けられないので混雑が起きるので上がった下がったという一喜一憂のタイミングも同時に発生する、同様にビジネス展開もどの会社も似たり寄ったりで成功してるところやライバルと同質化の競争をしてブルーオーシャンを夢見ながらレッドオーシャンに飛び込むということが後を絶たない。
インフラは人口が多い方がその恩恵を受ける人の一人当たりの負担コストが少なくなるので維持しやすい、この大原則は確かにそうだがその最大の負の側面の一つが大混雑であり過当競争なのだとすると、そこに見出されていた合理性は底が浅いような気がする。
旅行や観光では有名な場所で世界的にオーバーツーリズムが発生してることを考えると、混雑を好物とするのは洋の東西を問わないのかもしれない。
そう考えると、現代人は混雑が実は好きだという人がかなり多そうな気がしてくるし、口で言うほど嫌がってない人はかなりの多数派かもしれない。
つまり混雑に対してどのような価値観を持つかは頭で考えたものなのではなく性格次第なのだと思えてくる。
家族や仲間や友人で混雑に対してどのような性格を持ってるかを軽視してるときっと良い関係は成り立たないだろうと思えてくる。