違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

香ばしい備蓄米の放出

世の中にはいろいろな行列があるが、放出された備蓄米を手に入れるための行列を見ていると、他の行列とは趣が違うように感じられた。

 

備蓄米がいつものスーパーにたまたま行ったタイミングで置いてあれば私だって手に入れようとするだろう、つまり備蓄米を欲しがる気持ちに違和感を感じたのではなく、違和感はたった5kg1袋のために行列に並ぶそのエネルギーはどこから来るのだろうかというものだった、持てるだけ何袋でも買えるのならばまだ理解できたのだが。

 

何が何でも欲しいという気持ちの現れなのは当然だとしても、決してお米が大好きだからでもなさそうだし、安いといっても他にいくらでも代替が効くものはありそうなのに、あのエネルギーはどこから出てくるのか?

 

賑わう観光地や有名店にできる行列とは多分属性が大きく異なるはず。

 

先頭に開店の何時間も前から並んでいてテレビカメラにガッツポーズをしていた人に対してSNS上では『イベントを盛り上げるために動員された人では』という書き込みもあった。

 

他には行列に並んでる人のマスクの着用率の高さを指摘する声もあった、人が大勢集まるからというよりもカメラで撮影されたら恥ずかしいからだろうという解説付きで、観光地や有名店の行列では映えを意識したらマスク着用なんてしないだろうし。

 

備蓄米をdisる気持ちなんてないが、関係各位がさまざまな作戦や演出を行なっていることが感じられて香ばしいイベントになっていると思うと興味深い。

 

 

この香ばしさには第二弾や第三弾があるのだろうか?