故人をdisるつもりはないが、今日になって知ったことがある。
6月3日に亡くなられた長嶋茂雄さんの追悼特番の視聴率が7.4%と振るわなかったとのこと。
追悼番組は読売グループの日本テレビが手掛け、資料映像も豊富だろうし満を持しての追悼特番で視聴率20%を狙っていたという下世話な話まであったようだ。
昭和の時にすでに成人だった人ならば、少なくとも20世紀中に成人を迎えていた人にも共通するかもしれないことに、訃報で盛り上がるのが大好きな日本人は昔は多かったなということがある。
政治や経済の世界では弔問外交は大きなビジネスチャンスだと捉える習慣が長かったせいもあるだろう。
こんな流れに長寿命化が加わると、訃報それも寿命を思わせる年齢まで生きた人の訃報ならば、もはや関心を持つ人はいる方が不思議なくらい少ないはずだ。
そんなことを改めて思った。
もしかして日本テレビは追悼特番が不発だったからその穴埋めでもしたくってTOKIOの国分太一のコンプライアンス違反という中身がまるで無い謎の社長直々の記者会見などを開いたのではないかと邪推したくなる。
ちなみに自分で調べてもChatGPTに聞いても社長会見の視聴率は出てこなかった。
ここでも邪推したくなる。
日本という看板を背負った日本テレビが、やることなすことピントはずれなことと国としての日本が世界の中でまるで存在感がないことが共通してるなと感じた。