今年は梅雨明けは早かったがまだセミが鳴かないと話題になっている。
誰もが知ってるセミの一生とは、7年間を地面の下で生き、その後地表に出て脱皮しセミになって一週間の命だということ。
だから可哀想と言われるが…。
改めて知ったが地表から出てもセミになれずに終わる一生もあるのだ、それを目の当たりにした。
朝庭に出ると、小さな蟻が集って真っ黒に見える物体があった。
ちりとりでその物体を掬い上げると、地面に出たばかりのセミの幼虫だと分かった、てっきり死んでいるのかと思ったらまだ手足を動かしていた。
息で吹き飛ばしたりしながら蟻を取り払い木に乗せたら登ろうとしているが木を掴む力が弱いのか地面に落ちる。
これを何度か繰り返した後、手足の先端が食いつき易そうな幹がザラザラした木を選んで置いた、今度は確実に登り出した。
しばらく放置した後で見に行くと、具合の良い場所が見つかったようで脱皮の姿勢を取ってるように見えた。
ここまでは写真は撮ってない。
それから一時間ほどして見に行くと、脱皮が始まっているようで背中が割れていた。
ここからは接写に強いTGー6で撮影した。
数時間掛けて撮影したが結局全部同じで、脱皮し掛けた状態で死んだようなのだ。
以下同じ状態の写真。



蟻のダメージのせいだったのか、何度も地面に落ちたせいなのか、それとも脱皮が完了する前に乾燥が進んで抜け殻の中で固まってしまったのか?
うるさいくらい元気に鳴くくらいはさせてあげたかったという気になる。
生きるということは困難なことなのだと再認識させられた。