違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

情報は目から入ってくる

カムチャッカ半島で起きた大地震によって津波が発生し、高さ1m〜3mで日本にも到達すると津波警報が発出され朝から大騒ぎになっていた。

 

まもなく12時になる少し前に何気なくTwitterを見ると警報解除の文字が目に入った。

 

 

 

あれっ、意外とあっさりと警報が解除されたなと思って見ると、「今後1日は警報は解除されない可能性も」という気象庁の見解を伝えるものであり、それを受けての自治体や企業の対応に関する情報や反応だった。

 

つまり、今日1日は油断するなよというメッセージなのだが、警報解除という見出しが掲げられるとそれだけ見た人は勘違いするはず。

 

東日本大震災に匹敵する地震の規模が生む津波なので多くの人が緊張感を持ったはずだが、伝わってくる情報の大半は文字ばかりで危険が迫っていることを伝えようとするが、持ってる緊張感とバランスが取れるような情報は伝わってこない。

 

文字も目から入る情報だが、映像が無いとやっぱり伝わる力は弱いなと感じる。

 

幸いなことに、フェイク動画のようなものは見かけなかった、そのことも警報解除を受け入れやすく作用したことだろう。

 

おそらく、津波警報が出されている沿岸地域では自分の命よりとくダネの撮影に魅了されてる人が少なくなかったと想像するが、期待に沿うような映像は得られなかったのだろう。

 

つくづく現代人は目からの情報に振り回されてるなと感じた。

 

私個人の話なのだが、現代人には共通してるはず。

 

そして、文字情報と映像情報が一致してるか違っているかで、実際に起きてることを判断しようとしてるなと感じられた。

 

 

まだ警報は続いている。