テレビで少年院の矯正教育を取材してる特集を見た。
その中で最近流行りの詐偽の使い捨て要員として逮捕された少年に共通してるのが、自分がやろうとしてることややらされようとしてることに何の疑問も持たないという点があると伝えていた。
つまり、何も考えていないらしく、なぜそんなことしたんだと問われても、答えようがないという答えにしか至らないらしい。
矯正教育に携わる教官によると、感動も驚きもあらゆる感情表現をヤバいという一言で済ませてしまう、そういう習慣が大きく関係した結果何も考えないようになってると感じるようだ。
万能なヤバいという一言を覚えたがために、自分の気持ちを表現したり他人の気持ちを思うことが出来なくなってる事と効率化ばかり求めることの成れの果ては同じように感じられる。
ヤバいも効率化も今という時代を象徴する言葉で、時代の空気に大きく関係してるはず。
効率化に取り憑かれた人は、他人を使い捨て要員としか考えなくなるだろう。
そして、そんな使い捨て要員にしかなれない人はヤバいが口癖。
ヤバいという表現を万能だと思い込んでる人は関わるとヤバいのは間違いなさそうだ。