違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

人はなぜ庭を作るのか?

次のような記事が目に付いた。

 

「絶対増えてるでしょ…」「子猫サイズになってる」 歌舞伎町の《大量ネズミ》 新宿区は1229万円かけて対策も…“恐ろしい現実”

「コロナ禍で人手が減っている間にネズミが繁殖していったのが1つ。もう1つは、一部の事業者がずさんな出し方をしていたゴミが餌場になり、増えていったと思われます。ゴミ集積所に大量のネズミが群がる様子をユーチューバーが動画にしたことで、(歌舞伎町のネズミはヤバいと)一気に広まりました」

 

 

 

何だか最近各地で頻発する熊出没とも共通するように感じられる。

 

先日のNHKの『チコちゃんに叱られる』で「人はなぜ庭を作るのか?」とお題を出していた。

 

その答えは「自然をコントロールしたいから」。

 

 

地球を舞台に壮大な庭作りをするのが人間の営みだとすると、いろんな所でその綻びが目に付くようになっている。

 

せっかく作ったものをミサイルや爆撃で破壊するかと思えば、思わぬ形での自然災害の発生や自然災害自体の激甚化が繰り返されたり、さらに害獣の反乱だったりと、一旦は自然をコントロールしてるかに見えたことごとくに反撃されてるようにも感じられる。

 

 

冒頭の記事には次のような記述がある。

 

 

「本当にネズミを減らすなら、朝から晩まで業者が入れ替わり立ち替わりで、あらゆる建物やマンホールに毒エサを仕掛けたり、死骸には1匹につき200~300匹のウジが発生してハエになってしまうので、そうなる前に処理や清掃をしたり……それだけの業者を確保する必要があるので、1229万円ではとても足りません」

 

 

 

コントロールは支配と調和のせめぎ合いの最前線。