昨日の衆議院選挙の自民党の圧勝のような中道改革連合の惨敗のような結果に対して、自分なりに納得できそうな理屈を当てはめてみた。
昨日から今日にかけてのさまざまな意見や考えをさまざまなメディアやSNSでのやり取りで見た上で、自分とは違う意見にも否定で入らないようにした結果行き着いたのが、減点法と加点法という尺度の違いだった。
減点法とは、最初に満点(100点)を与えられミスや間違いがあると減点され、最終的な持ち点が何点かで評価されるやり方で、代表的なのが運転免許の実技試験のようなもの。
減点法では上手であることよりも確実でミスがないことが大事になる。
加点法は、最初は0点から始まりポイントを積み重ねるやり方で、ミスを恐れるよりも積極的に攻める姿勢が大事になる。
もともと日本は伝統的には減点法が主流だったが、今では完全に加点法が主流になっている。
チャンスをものにしたいという気持ちや努力と加点法は相性が良いことも大きいはず。
選挙に話を戻すと、今回の選挙はどの政党も似たような政策をアピールしていた、もちろんそうすることで争点を曖昧にするという戦略に基づいてだろうが、結果として加点の獲得が難しい状態だった。
そんな中で加点を狙おうとすると、敵の減点を狙うという戦略も選択肢に上がってくるのは必然。
敵の減点を狙う最も簡単な方法が相手の悪口だ。
SNS上で複数の指摘を見るまで気付かなかったが、高市早苗さんは他の政党の悪口が無かったらしいのだ、わたしはその辺をちゃんとウオッチングしてなかったのでその指摘をそのまま信じるしかないが、多くの政党は自民党の批判や非難に終始していたような気がする。
もちろん加点法で得点を稼ごうとしたのだろう、それに対し争点が明確化されない中で相手の悪口ばかりを聞かされてると、大衆の心理としてはいつの間にか基準が減点法になり、悪口や批判や非難だけというのは減点対象になっていたのかもしれない。
自民党に幸いだったのは、個々の立候補者が実際にどうだったかよりも、高市早苗さんの印象におんぶに抱っこが成立したことも追い風だったはず。
実際の選挙では、減点法と加点法が混在し、どちらか一方に固定化されてるわけではなく、その見極めができることが追い風を吹かすことにつながるのだ、もちろんただの偶然によるラッキーという場合もあるはず。
得点で勝負する場合、減点法なのか加点法なのかで戦略も戦術も大きく変わるのは当然だが、これにポピュリズムやルッキズムその他の評価軸が介入すると、ゲームの途中で減点法と加点法が入れ替わったりしうるのだ。
今回の自民党は追い風をつかんだという意味ではラッキーだったが、これは選挙が減点法になったという意味ではないし、ついでに言うと自民党が勝って国民がアンラッキーだったと言うことすらあり得ると言う意味ではまだ決着はついてないことになる。
人の自由意志に評価を委ねる場合、減点法と加点法の両方が混在するので、両方に対策することが必須なのだ。