アメリカのトランプ大統領がホルムズ海峡の安全確保に関してイラついている。
これまでホルムズ海峡の安全に関してアメリカ軍が担っていたが、アメリカはホルムズ海峡への依存度が低いので、ホルムズ海峡への依存度が高い国がもっと犠牲を払えと苛立っているが、どの国もそれは嫌だと反応しているからだ。
この話は、最初は規模の大きさと高度に政治的なために気付かなかったが、世間によくあるフリーライドを巡る小競り合いと同じ構造だなと気付いた。
コストを負担せずに恩恵を受けてることに対して、多少なりともコストを負担してる人が感じる苛立ちや、自分もコストを負担してない傍観者だから利用することを遠慮していた人が当然のような顔をしてタダで利用する人に対して感じる苛立ちと、規模こそ違え構造は同じなのだ。
フリーライドが成立する背景にはトレードオフされたものが隠れている。
フリーライドされたくないのにフリーライドされる場合には、フリーライドされないための工夫や知恵がない、あるいはそこまで手が回らないで見切り発車で始めたなど。
フリーライドされる、あるいはフリーライドさせる、それが目的である場合もある、その場合はその結果得られるシェアや信用や信頼あるいはその他のフィードバックを独占できることが有形無形の資産となることが大きく期待できるからだ。
ホルムズ海峡の安全確保にアメリカがこれまで積極的だったのは後者の理由でだ。
そんなアメリカが、トランプ大統領だけかもしれないが、フリーライドされてるという思いに苛立ちを感じるということは、それまで認めていた価値がもはや価値に思えないからだ。
明らかにアメリカは弱体化してるか、興味や関心の質が大きく変わったかだ。
発する言葉は強位からといってトランプ大統領の基盤は盤石ではない、だからこそ側近をイエスマンで固める必要があるという意味ではトランプ大統領の足元は意外と脆いはず。
訪米中の高市総理との間にどんな話が展開されるのか?
イエスマンだと思われてるはずの高市さんはどのように振る舞うのか?
高度に政治役なフリーライドを巡る話になることは間違いないだろう。