違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

テレビは侮れない

テレビはオワコンだという意見は多いし、私自身もその流れは避けられないとは思っているが、メディアの情報でもSNSでもテレビに関連するネタや話題は減ってるようには感じられない。

 

テレビの持つ影響力について考えていたら、これまであまり関連付けて考えなかったことが結び付いた。

 

それは一般には健康や美容の話だと受け入れられていることが、実はテレビのせいではないかということ。

 

テレビの高画質化と大画面化が進み出した頃、女優がそれを恐れているという話を聞いたことがある、シワや肌の状態が化粧や照明で誤魔化せなくなるという恐れであり、実年齢や老けていく自分を誤魔化せなくなることへの恐れだと言われていた、当然ながらベテランの大御所女優ほど恐れていたし、若手から中堅あるいは中堅からベテランへの移行期にある女優もそうだっただろう。

 

そんな話がされ始めた頃から、男性化粧品における肌パックも普及し始めたように感じるところを見ると、女優の懸念は男優の懸念であるだけでなく意識高いナイーブな一般男性の懸念にもなっていたのだが、すべてはテレビの高画質化に起因することなのかもしれない。

 

そして最近の風潮の中でも顕著な筋トレもテレビの高画質化や大画面化がモチベーションに大きく寄与してるように感じられる。

 

健康のためにやってるようで、他人からどう見えるかあるいは自分が好きな自分でいられるかという『映え』を意識してる方がより大きいのではと思えてくる。

 

『映え』という価値観はスマホが生んだように思いがちだが、これは高画質化と大画面化のセットが生んだ価値観に思える、というのもスマホの大画面化も当たり前のように進んだからで、大元にはテレビ的な価値観がありそうだ。

 

 

テレビのオワコン話はスマホへのシフトが起こしたものだろうが、スマホはスマホで大画面化に向かっていることを考えると、むしろスマホがテレビにコンプレックスを持ってるのではないかとさえ思えてくる。

 

人間が目から入る視覚情報に大きく影響される以上、大画面化と高画質化をセットで実現できてるデバイスが最も影響力を持てるとすれば、テレビは潜在的な影響力は失ってはいないだろう。

 

なお、ここで取り上げてるテレビとはテレビ局ではなくデバイスとしてのテレビだ、テレビのオワコンとはテレビ局のオワコンだ、念のため。