個人的にはもはや目新しさなど感じないのが更年期障害で、昔は女性が罹るものだったが今は男性でも珍しくない。
改めて記事になってるものを読んだ。
【男性の更年期障害のリアル】「怒り」「イライラ」が止まらない 増す責任・下がる評価…“アラフィフ”40~50代男性を襲う“見えない不調”【news23】
そもそも更年期とは、体内のホルモンが減少していく時期のことです。女性は、閉経前後の45歳から55歳ごろ。
一方、男性も40代ごろから男性ホルモンが減少します。背景にあるのは、仕事や環境の変化によるストレス。責任は増える一方で、評価されにくくなる40代以降。こうした環境が、男性更年期の一因になると専門家は指摘します。
最近では更年期障害と同じ症状を抱える若者も少なくないのではと感じている。
上記の記事の引用にあるように、中年男性の更年期障害のきっかけは重くなる責任に反比例するように評価の低下が関係してると思うが、この評価は周りからの客観的な評価だけでなく、自意識に基づく自己評価も低下してるはず。
きっと自分の理想や期待される理想と現実のギャップが原因だろうが、このギャップに苦しめられるのは若者でもだろう、なにせ年齢など関係なく即戦力の重圧を掛けられてるはずだから。
表面上はコンプライアンスやハラスメント防止などで口調は穏やかかもしれないが、余程鈍感でなければその口調の穏やかさに甘えられないだろう。
昭和の頃は20代は即戦力だなんて思われてなかった、つまり失敗はかなり許容されていた、その許容されてる間に成長すれば良かった、ただし、即戦力としての要求は穏やかでもチャレンジすることは求められていたので、居心地が悪いのは能動的に行動できない人だった。
年功序列の正体は、ダラダラでもキャリアを積み上げると一定の成果が上がるようなシステムがなんとなく出来上がっていたことで成り立っていた。
しかし、現代は年齢に関係なく結果を求められる。
さらに、勝手に成果が上がるようなシステムなど持ってない人の方が多いだろう。
年齢が若ければモラトリアム(猶予期間)が与えられてるような錯覚を感じる場合もあるかもしれないが、それは錯覚だ。
モラトリアムは免罪符にも通じるが、それは会社や社会に余裕があればこそだ。
男性の更年期障害と聞いて、思うことをつらつらと書いていてふと思ったが、更年期障害に陥ってるのは社会のシステムもだろうと思い始めた。
更年期障害を自覚し始めた人は、それを周囲に知られたくない、あるいはそのことを認めたくない、と隠すことを願い始める。
社会のシステムに更年期障害が起きると肝心なことが隠されてしまう、インフラの老朽化対策が後手に回るのは予算や人員の不足とは別の理由があると思った方が良いのかもしれない。
更年期障害というキーワードで社会の出来事を見ると、最近の熊の出没の多さや自然災害への耐性の低さも関係してると思えてくるし、地球温暖化なんかも地球が更年期障害を患って火照っているようにすら思えてくる。