ずっと以前、ある異業種交流会の基調講演で某有名経営者が自分の人生を述懐し、『人生にはいろいろある、自分も廃人になる寸前があった』と語り始めた、『何もやる気が出なくて寝転がってばかりで最後にトイレに行くのすら面倒になり、寝転がったまま大便を垂れ流してもいいやと思った時がその時だった』と。
史上最年少の役員候補などと上場企業で飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍していた30代の頃に少し人生の歯車が狂ったことで起きたと語っていた。
結局その方は廃人になるのは回避できたのだが、そんな話を思い出すような記事があった。
〈池袋で“人糞”騒動〉「クソったれ…テロか?」と大炎上、家電量販店で相次ぐ目撃投稿…ヨドバシは「回答控えます」百貨店は「警察沙汰ではありません」よくあること? 現場で見えたホントの元凶
意図的な行為なら論外だが、「間に合わない」という目に遭った人をそう責めるわけにもいかないし、現場となった店舗を奇異な目で見ることもおかしい。
人生も色々だし、人の価値観も色々、ましてや体調なんてもっと色々であっても不思議はない。
その上で『廃人』というワードが脳裏から離れない。
上記の記事に寄せられてるコメントの一部分が下記。
商業施設のような広い建物の管理業務をしています。 高齢者の人で身体や手元が筋力低下なのか麻痺なのか、 漏らしたり、上手に拭けなかったりで非常に汚していたり、 毎日入浴しないために便座が垢まみれになっていることが本当に多いです。というか、ほぼ毎日です。
公共の場所のトイレに設置されてる除菌クリーナーの真の意味はこういうことがどんな場所でも起きているということを示してるのかもしれない。
このコメント主は高齢者としてるが、冒頭で紹介した話は30代での話なので、年齢に関係なく理由はどうであれやる気も覇気もない状態になると、死神だけでなく廃人の神も近寄って来るのだ。
貧困も無視できない要素かもしれないが、それよりも絶望がそうさせるような気がする。
ある意味、今の日本を象徴する話なのかもしれない。
自分とは真逆の人の話だなんて笑っていたら、きっと明日は我が身だ。
クワバラクワバラ