違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

屋外での大規模イベントはピークアウトしている

10月に開催予定だった花火大会の中止を伝える記事が上がっていた。

 

 

岩国の「くすのき花火」休止へ 人気で来場者増え運営限界

 

 

比較的小規模な花火大会なのにだ。

 

 

夏の風物詩のようなイベントに花火大会がある、それも大規模なもの。

 

近年さまざまな理由から中止される花火大会が増えている、天候が理由ではなくでだ。

 

最大の理由は観客が増えたからだ。

 

最近10年で中止に至った花火大会にどんなものがあるかをChatGPTに聞いてみた。

 

 

 

個人的には西日本花火大会が中止に至った経緯が印象的だ。

 

会場は広大な公園なのだが、その一角に近隣の幼稚園児や小学生が植えたひまわり畑があったのだが、そこが花火客に踏み荒らされたことで、花火の観客はもはや制御不能と判断されたのだ。

 

他には、安全面の懸念や開催される地元住民からの苦情などコストを掛ければ解決できる種類ではない問題が多数発生していることに加えて、主催者側にはコスト削減を求めているという事情もある。

 

そもそも観客が増えたからといって主催者が直接的に儲かる構造があるわけでは無いことも主催者のやめる口実になっているのだ。

 

 

同様の構造を抱えるものには、野外で開催されるフェスと呼ばれる音楽イベントもある、こちらは観客がいれば主催者は儲かる構造を確保してるが、それ以外は花火大会のネガティブ理由と共通点が多い。

 

特に音の点では花火大会だと風情ある音として許容されるが、聞きたくもない音を聞かされる人の不満は大きいのだ。

 

花火大会とフェスの違いは、花火大会で問題になるのは集まる観客だが、フェスの場合は客というよりも運営の仕方なのだ。

 

近年だと記憶に新しいのが、2025年7月のMrs. GREEN APPLEによる横浜・山下ふ頭の野外ライブは、2日間で約10万人が動員された。

 

ところが周辺では、

 

  • 窓を閉めても音が聞こえる
  • 数キロ離れた場所でも低音が響く
  • 夜まで音が続く

 

といった苦情がSNS上で相次ぎ、所属側が騒音について謝罪する事態になった。

 

 

他には、2017年のももいろクローバーZの富士見市での野外コンサートも有名な例。

 

2日間の公演で、なんと約20km離れた地域からも騒音についての苦情が寄せられた。

 

1日目に苦情を受けて2日目は音量を下げたところ、意外にも2日目の方が苦情が多かったとされている。

 

 

 

フェスのようなイベントではさまざまな配慮をしたとしても何かが起きるのは避けられない。

 

 

 

これからは、どういうイベントであっても大規模化すればするほど地元や周辺地域との軋轢は避けられなくなる一方だろう。

 

なぜなら不満を感じた人は黙らないだろうから。

 

そうなると主催者は会場の手配ができなくなるのは火を見るより明らか。

 

 

屋外での大規模イベントは間違いなく岐路にあるはず。