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 違う見方

独断と偏見による雑記、備忘録

ビジネスを釣りに例えるなら、せめて水のあるところに糸をたれろ

物販における問屋や、書籍における取次業のような昔からあった中間業者はどんどん少なくなっている。

 

これらの中間業者は、大量仕入れというリスクを取ることで存在価値を築いていたが、物流が発達し、インターネットが発達したおかげで存在意義をなくし、単なる中間搾取と位置付けられ衰退した。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/委託販売

出版業において「委託販売」と通称されている販売方式は、あくまでも売買行為である。

 

 

 

その一方で、「もっと安く」をキーワードに、アドバイスできる事情通という立場の、仲介業化したサービス業が増えてきた。

 

不動産仲介のように仕入れが発生しないケースでは手数料が法律で決められていたり、保険のように会社ごとにコミッションが規定されたりと比較的透明度が高いものと、サービス内容と価格の関係が不透明なものがある。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/仲介

仲介(ちゅうかい)は間に入ること。商学用語では取引が行われる際に、売り手と買い手の間に入ってをまとめて契約成立できるようにすることである。金融不動産おいて多く行われている事柄であり、仲介を専門とする企業も存在する。仲介を行っている企業は、契約の際の手数料を徴収することで利益を上げている。売買を行う際に仲介を利用するならば、売り手と買い手は仲介企業に対して要求を行い、価格交渉も仲介企業が代理で行うこととなり、仲介企業が話をまとめた上で、売り手と買い手は契約を結ぶという形式になる[1]

 

 

日本人はお金の話が苦手だと言われる。

 

儲けたいのに、儲けることに罪悪感を持つ傾向がある。

 

「金儲けは悪いことですか?!」と言った村上世彰は鮮烈だった。

 

ライブドア事件にかかわるインサイダー取引が発覚して以降、表舞台から姿を消していた村上世彰氏がNHKのクローズアップ現代に出演した。 2016年7月

 

 

 

お金の流れが単純な時代は、企業が儲ければ一定割合が税金として国庫に入っていた。

 

国庫に入ったお金は、国の事業として再配分される。

 

再配分される事業費の多くは、一部上場企業の一部に回る、若干の不透明感はあるが、お金が循環している感じはしていた。

 

税金を払いたくない場合に儲けを隠すことが脱税だが、このお金も別のルートで循環し、闇社会や裏社会を形成するが、非合法市場だけでなく合法市場にも流れていく。

 

合法市場に流れたお金は、税金に繋がるが、裏社会や闇社会に流れた場合は不明な流れを形成する。

 

この不明な流れは、政治に関与することがあるのはおもしろい点だ。

 

一見「清廉潔白」に見える人が、「清濁併せ呑む」人であることは、よくある話となる。

 

本来望まれてる流れとは違うが、お金が社会全体を循環していることは理解できていた。

 

 

最近、上記の流れでは説明できないお金の別の循環が生まれている。

 

合法的な脱税とでも言える手法が増えている。

 

竹中平蔵に学ぶ!合法的脱税:元旦に日本にいなきゃ納税義務なし!

日本の税金ってこうです。

1年(1/1~12/31)までの収入を、1月1日に住んでた住所の税務所に申告する。

早い話が、元旦に日本に住所がなきゃ日本に納税義務はないのです。

 

 

これを実行しているのが、竹中平蔵さん!

慶大助教授になってからは、93年、94年、95年、96年の4年間にわたって、「1月1日」は判で押したように米国に居住しています。

毎年アメリカに行ったのは、大学に通う子供に会いに行ったとか!

アメリカの大学でも、ちょこっと講義したとか!

そんな、詭弁が通じるんですね!!

 

 

 

  

https://ja.wikipedia.org/wiki/タックス・ヘイヴン

タックス・ヘイヴンは、税制上の優遇措置を、域外の企業に対して戦略的に設けている国または地域のことである[2]

 

1%の富裕層が世界の富の50%を所有する(オックスファム・アメリカ(NPO))といわれる格差が一部の国・地域で拡大している状況下で、2016年5月に公表された『パナマ文書』は、資本主義国に対し、逆進性の高い間接税(消費税)の増税ではなく、多国籍企業・富裕層の巨額の国際金融取引に課税する方向への発想の転換を求めている。

 

シリコンバレーのの超巨大企業が税負担しないことで、巨額のお金が社会全体を循環せず、ごく一部で循環するだけになっている。

 

税に回らないお金の多くは、研究開発に回ったりし次世代のイノベーションに繋がるが、循環してるのは狭い領域に限られている。

 

シリコンバレーには、巨額の利益を上げている企業がいっぱいあるが、地元には還元されてない。

 

『シリコンバレーで起きている本当のこと』

http://ps.nikkei.co.jp/bookreview/2016100301.html

シリコンバレーでは、富裕層の流入で高級マンションが次々と建設されている。だがその一方で低所得者向けの住宅は不足しており、ホームレスが増えている。

根本的なホームレス対策をするには、地元自治体の財源が足りていないようだ。道路の整備や公立学校に使う金も不足しているという。IT企業は得た利益を海外の資産に投資することで米国の税金を逃れるケースが多いため、自治体は世界1、2位の時価総額の企業を抱えながらも財政難に苦しんでいる。

 

 

 

ルポ シリコンバレーで起きている本当のこと

ルポ シリコンバレーで起きている本当のこと

 

 

 

 

シリコンバレーが戸惑う日本の起業家の質問  日経産業新聞2016年12月27日  

年商や利益、投資総額といったお金に関する質問だ。彼らはけげんそうな表情で「わからない」「知らない」「なぜそのようなことを聞くのか」と応じ、違和感を持っていた様子だった。

 

 

シリコンバレーでは、お金もうけを主眼にして起業する人はそれほど多くない。むしろ、お金もうけを第1の目的にしてビジネスをしている人に対しては、軽蔑に近い感覚を持っている人が多い。

 

 

 

この地で起業する人が最も重要視しているのが世の中の問題の解決だ。その次にユーザー(顧客)のメリット。お金もうけの順番は最後に来る。イベントなどで初めて会う起業家たちと話をするときでも、開発しているプロダクト(製品やサービス)がどのように役立つのか、世の中にインパクトを与えられるのかが主な話題になる。お金の話を先にしてしまうと「つまらないやつ」と思われかねない。

 

 

 

目に見えないところで巨額のマネーが投資家を介し研究開発の分野に流れてる、そこには私腹を肥やすために蠢く仲介者も存在するだろう。

 

次世代を見据えると、国家がお金を管理し、税を徴収し、再配分しながら国を治めるというモデルが時代遅れになり始めてるかもしれない。

 

シリコンバレーの企業が利益に応じ納税していたら、巨額な研究開発費が捻出できない。

 

正規の納税をし、国から再配分を受けて研究開発を行った場合、おそらくイノベーションが生まれる可能性は大幅に小さくなるだろう、そこには自由がないから。

 

 

逆に考えると、日本が落ちぶれた理由が見えてくる。

 

お金のことばかり考えているから、儲けることが最初に来るから、その先がないのだ。

 

日本のしくみは、好循環が産まないのだ。

 

国が再配分する程度では研究開発がままならないのだ。

 

だから日本では、独立採算制を取り、研究分野にも自ら儲けることを要求する。

 

東北大学 産学連携先端材料研究開発センター

センター長のご挨拶

運営はスペース・設備等の利用料金でまかなう独立採算制の組織であります。

 

 

 

日本発のノーベル賞は減っていく……」 科学界に不安が広がる理由 2016/10/06

今年、ノーベル医学生理学賞を受賞した大隅良典さん(東工大栄誉教授)の発言が注目されている。基礎研究についての発言だ。

「『役に立つ』ということが、とても社会をだめにしていると思っています。科学で役に立つって『数年後に起業できる』ことと同義語のように使われることが、とても問題だと思っています」

 

 

お金はどこを流れているのだろうか?

 

この8人の大金持ちは、世界人口の半分と同等の資産を持っている huffingtonpost

報告書は、富裕層トップの多くが自らの富を維持・拡大するために、多額のお金を積んでロビイストを雇っているなどと指摘。さらに、タックスヘイブンなどの税金逃れも所得格差の拡大の原因のひとつだとして、裕福な個人と企業の税率の引き上げや、法人税を引き下げるような国家間の競争の取りやめを求めている。

 

 

贅沢なんてしたってたかが知れてる。

 

富豪は貯金が趣味なのではなく、使っているけど使ってる以上に儲かってるだけだ。

 

お金の流れが見えないのは、我々の多くが、お金が流れてないところでビジネスをしてるということだろう。

 

ビジネスを釣りに例える話がある。

 

釣りがしたいなら、せめて水のあるところに糸をたれろ。

 

その水がある場所に、魚がいればなお良い。

 

釣りに例えると当たり前の話が、ビジネスになると途端にわからなくなる。

 

多くの人が、水のないところに糸をたれている。