時代の変化
今でも大きな書店に行くと自己啓発というジャンルの棚がある。 主としてビジネスに関する分野の一部として。 その目的を箇条書きで記すと、 ・出世のため ・部下や上司とのコミュニケーション ・企画力やプレゼンテーション力向上 などなど、さらに以前だっ…
最初見た時はなんとも思わない記事だったが徐々にじわじわ沁みてきた。 ソフトバンク育成1位の日本学園・古川が入団辞退「決心がつかず…」 この記事に寄せられたコメントの中で多いのが『四軍まであるソフトバンクで育成で採用されてもチャンスはほとんど無…
情報化時代と呼ばれるようになって久しいが、情報化時代とは何か? 一言で言い切るなら、情報が多過ぎる時代だ。 その結果何が起きるか? 情報には受けと発信の二つがある。 現代人の多くはどちらか片方ではなく両方をやっている。 それでも受けに重きを置い…
多様化だダイバーシティだと世の中の変化を表現するが、多様化して広がったそれぞれの分野を構成する人の集団は、同種の似た者同士になり中に入ると多様化してはいないかもしれない。 火野正平さんが亡くなられてその過去のモテっぷりや人たらしのエピソード…
自動車業界におけるEVは失速気味だが、自転車業界における電動アシストは好調だ。 しかし電動アシスト自転車は、EVに例えるよりも本当はハイブリッド車の方が相応しいと言えそうだと気付くと、異なるものの組み合わせるという意味でのハイブリッドは転換期に…
『〇〇界隈』という呼び方が増えてるらしい。 有名なのは『風呂キャンセル界隈』で意味は、風呂に入るのがめんどくさいと感じること。 歩くことが好きな人は『伊能忠敬界隈』と呼ばれるらしい。 以前に使われていた『〇〇系』のようなものだが、それだとZ世…
コスパやタイパが重視されるようになればなるほど何事もスタートの時点ですでに即戦力が求められるようになる。 仕事やビジネスだけでなく遊びや趣味の分野でもだ。 当然ながら育成や教育といった分野にもその影響は及んでいるはず。 大器晩成なんて完全に死…
論理的の対義は一般的には非論理的や感情的となる。 だから、論理的でないことにはケチが付くことが多い。 しかし、論理的の対義には直感的というのもある。 直感的と表現されると勘の良さやセンスの良さが漂う。 だから、直感的の対義が論理的となった途端…
ここで言う『釣り』とはもちろんFishinigのことではない。 中身のない記事に見出しやタイトルで誘導させる手法としての『釣り』。 釣りは感情を刺激することによって行われる。 ゲスな興味や下心を煽るものが主流だったが、最近では恐怖や怒りや驚きを煽るよ…
症状に対して病名が命名されると病気が誕生する。 病名が誕生し多少の認知が進むと病名を掲げ症状を訴える患者がワラワラと湧いてくる。 そういう患者に対して俄然張り切るのが製薬業界。 卵が先か鶏が先かの世界観。 一方、心の領域の現象に症状名を命名す…
ドラマ『古畑任三郎』ではクイズ番組で勝ち続けるチャンピオンの役を演じていた唐沢寿明さんが、勝ち続けるために事前に問題を入手しようと殺人を犯してしまうという回があった。 たかがクイズされどクイズ。 日本のテレビには昔からクイズ番組が多かった。 …
起承転結がはっきりとわかりやすい文章や喋りで展開されるストーリーは起承転結の順番に関係なく信じやすい。 あるいは起承転結をすっ飛ばしても、興味や危機感にダイレクトに作用する話も信じ込みやすい。 この場合の信じ込みやすさは悪く作用すると騙され…
昨夜鳥人間コンテストがテレビで放送されていた。 わたしの中では9月に放送されるイベントというイメージではなく夏真っ盛りのイベントのようなイメージがあった。 まあ、実施日と放送日の違いもあるだろうが、昔は夏の主役のようなイベントに思えていたが、…
新しく何かを始めようとすると、そしてそれが儲けるためあるいは自分の評価を高めることが目的ならば、まず既存の状況を自分なりに理解することから始まる。 この既存の状況の理解は良くも悪くも自分の環境(自分の能力を含めて)の影響が大きいので、理解する…
ずっと昔の話、記憶の中では小学生の頃の話だが、もしかしたら中学生の頃だったかもしれない。 社会の授業で教わった扇状地の話。 山間を抜けた急流の川が平地に入ると川沿いに扇状の地形が形成される、それが扇状地。 そういう地形では、川の氾濫がしばしば…
作家レイモンド・チャンドラーが主人公の私立探偵フィリップ・マーロウに言わせた名言が、 タフでなければ生きて行けない。 優しくなれなければ生きている資格がない。 レイモンド・チャンドラーは1959年に70歳で他界してるのでこのセリフは60年以上前のもの…
行動経済学にセミ・ホームメイドの法則というのがある。 直接的には料理や調理に関する話で、あまりにもお手軽なインスタントで作ると、出来上がったものに満足できないし、「これは自分が作ったものだ」と思えないらしい。 インスタントのお手軽さは7割く…
今日目についた次の記事を読んで初めてアセクシャルなるワードを知った。 独身は職場で半人前扱い…「指輪」のために恋愛・セックス無しの"友情結婚"をしたアセクシャル女性の8年後 千紗さんは自身を「アセクシャル」という、恋愛や性行為などの性愛関係を必要と…
ビジネスだけでなく恋愛や婚活も出会いと出会いを取り持つのがマッチングというプラットフォームになっている。 ビジネスという括りには複数の種類のマッチングが存在する。 就職や転職を希望する人と社員(時には役員)を求める企業や団体のマッチング 商品や…
人が他人を好きになったり嫌いになったりする理由として、考え方や価値観や行動が自分と似てるからあるいは自分と違うからというのがある。 同じ理由でも好意的に魅力的に感じられる人がいる一方でその正反対の場合もある。 自分と似てるあるいは違うと感じ…
世の中に鬱やハラスメントが溢れるようになったのはきっと各種の界隈で競争が激化したから。 理屈上は勝者と敗者は同数とも言えるが、どんな分野でも勝ち続けるのは圧倒的な少数だけ、圧倒的大多数は負けることを余儀なくされる、その不満や鬱屈が諦めや被害…
忘れ物をするのはいつもと違う行動をするからだという説がある。 無意識に近い『そんな行動をする』がルーティンで、習慣と呼んでも大差ない、始まりはかなり意識的な行動だったとしても。 ChatGPTに聞くとルーティン化とは、効率的でストレスの軽減にも役立…
実直な銀行員だった父親の影響が大きいのかもしれないが、欲しいモノは基本は現金一括で買う。 高額ですぐには買えそうにないものは、貯金に励み必要額を満たすまでの間欲しいという気持ちを持続できるかを自分に課すというスタイルを取ることが多かった。 …
外国人観光客の行動を伝える報道には二種類ある。 良い意味での賑わいを伝えるものと、予期せぬ迷惑を被る地元の困惑を伝えるものの二種類。 話題にしたいのは後者。 後者の話題になると無意識のうちに、日本人はマナーが良いからそう思うと思いがちだが、日…
タレントの生田斗真さんが『無痛分娩』発言で評判を落としている、過去にはもっと酷いこともあったと話題になっていた。 生田斗真さんに関して、名前は知っていたがどんな活動をしてるのかはまったく知らないわたしが、初めて認識した活動だ。 およそ彼自身…
GWで大混雑や大渋滞の映像を見てると人も車も溢れかえってるイメージを持つが実際には日本の人口は減少し始めている。 イメージと実際のギャップがあるのだ。 気付くきっかけの一つは自転車界の動きにあった。 自転車=スポーツという認識のわたしには多少の…
さっそく4月入社の新人の退職の話題が記事になっていた。 理由の一つとして飲み会がイヤだというのが挙げられていた。 いまだに一発芸を要求するという文化もあるようだ。 そこで飲み会に限らずざっくばらんな集まりの場で流れる空気について考えてみた。 一…
最近の大谷翔平さんの打球を伝える際に飛距離に加えて打球速度が話題になることが増えた。 昨日は、ピッチャーの山本由伸さんが打球速度169kmのピッチャーライナーを神業のごとくキャッチしたと話題になっていた。 速度というのは単純に人を熱狂させるのだ。…
まさにタイトル通りのことをTwitterに教えてもらった。 朝起きて次のツイートを見て百聞は一見にしかずだなと思った。 ネトウヨヤングマンの皆さん⤵️ https://t.co/8tk6x4QXRK pic.twitter.com/mjp4E4Pu8x — テキサスおっ母さん (@jCjmmlgiyjxYQ1C) 2024年3…
『忙しい』と言われたことや言ったことは誰にでもあるかもしれないが、その意味は時とともに大きく変化した。 忙しいことが商売やビジネスが繁盛してることを確実に意味したのはせいぜい1990年代までだろう。 21世紀に入ると、繁盛ゆえに忙しいというよりも…